「自分から話しかけるのが苦手」
「わいわい雑談するのが苦手」
僕自身、コミュニケーションに消極的で、どの職場でも周りに馴染めず孤立することが多くありました。
しかしジョージア大学の研究によると、職場では馴れ合わない人の方が、収入が高い傾向にあるそうです。
実際、僕も馴染めないことを気にしなくなってからは、収入が3倍になり、周りから認められるようになりました。
そこでこの記事では、職場に馴染めない人に向け、以下の内容をお伝えします。
- 職場で馴染めなくても気にしない人の特徴
- 職場で馴染まない方が成果が出やすい人の特徴
- 職場に馴染めなくても周りの目を気にしない方法
全然辛くない!職場で馴染めなくても気にしない人の3つの特徴
職場に馴染めないと「自分って必要とされてないのかな」って不安になりますよね。
ですが世の中には、職場に馴染めなくても、まったく気にならない人もいます。
ではなぜ、孤立しても全く気にならないのか?
実は以下の3つの心理的特徴を持っているからです。
- 会話は問題解決のために行う
- 1人の時間を大切にしている
- 個人の方が成果を出せることを理解している
心理❶:会話は問題解決のために行う
日本の職場は、とにかくコミュニケーションを重視しますよね^^;
なぜなら、現場力をベースとしたマネイジメントをしているからです!
そのため、雑談などの他愛のない話によって、職場の仲を深め、現場力を高めることを好みます。
しかし、本来仕事は「誰かの困りごとを解決する」ために行うもの。
職場に馴染めなくても気にしない人は、その点を割り切っているからこそ、業務的な話はしますが、雑談には興味を示しません。
その結果、孤立しても気にすることはありません。
心理❷:1人の時間の大切さをわかっている
また、孤立しても気にしない人は、1人の時間にこそ最も自分を磨けることを知っています。
なので、馴れ合いに時間を使うことよりも、その分、目の前のことに集中して自分を成長させようとします。
だから職場に馴染めなくても、気にすることはありません。
心理❸:個人の方が成果を出せることを知っている
さらに孤立を気にしない人は、単独の方が成果が出やすいことを知っています。
ミネソタ大学では「単独作業」と「集団」でのブレインストーミングの2つのパターンを用いてアイディアを考える研究を行った。
その結果、個人で考えた方がたくさんのアイディアを生み出した。
またアイディアの質は、個人で考えたものは集団で考えたものと同等、あるいはそれ以上だった。
この実験後も、様々な研究が続けられたが、結果は常に同じだった。
集団が大きくなるほど、パフォーマンスは悪くなることが、研究から立証されているのだ。
なので、周りと協力するよりも、1人で黙々取り組むことを選び、そのための環境を整えようとします。
無理に職場に馴染まない方がいい人の3つの特徴
実は世の中には「人と一緒の方が仕事が捗る人」と「1人の方が仕事が捗る人」の2タイプが存在します。
それが「外向型」と「内向型」という2つのパーソナリティです。
心理学者のカール・ユングが唱えた性格類型。
【内向型】
意識が自分の内面に向かう人
【外向型】
意識が自分の外界に向かう人
ユングによれば人間は「内向型」と「外向型」のどちらか寄りの気質を持って生まれてくるとされています。
ご覧の通り内向型は、1人の方が仕事が捗るため、無理に職場に馴染もうとせず、1人でコツコツ取り組む方が向いています。
ではなぜ内向型は、1人の方が仕事が捗るのか?
それは以下の3つの特徴があるからです!
- 人との関わりがストレスに結びつきやすい
- 外向的に振る舞うとパフォーマンスやメンタルが低下する
- 問題解決意識が高く、物事を合理的に考える
特徴❶:人との関わりがストレスに結びつきやすい
内向型は、人との関わりがストレスになりやすいため、本能的に無理に人間関係を広げようとしません。
- 内向的な人は、他者との相互作用がストレスへと結びつきやすい
- 内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
なぜなら内向型は、刺激に対する感受性が高いからです!
刺激に対する感受性は「DRD4(ドーパミン受容体)」と呼ばれる遺伝子の長さで決まると言われている。
【内向型】
DRD4遺伝子が短く、刺激の許容量が少ないため、刺激に敏感(抑える)
【外向型】
DRD4遺伝子が長く、刺激の許容量が大きいため、刺激を求める
なので、無理に職場に馴染むよりも、孤立して1人でいた方が、むしろパフォーマンスを上げることができます!
特徴❷:外向的に振る舞うとパフォーマンスやメンタルが低下する
また内面に意識が向かう内向型は、無理に外向的に装うと、自立神経が乱れ、パフォーマンスやメンタルが低下します。
そのため、無理に明るいキャラを装って職場に馴染もうとするより、自然体の姿で仕事に取り組むことが大切です。
特徴❸:問題解決意識が高く、物事を合理的に考える
さらに内向型は「合理システム」と呼ばれる長期記憶を中継する情報処理を行っています。
内向型の人が合理システムの活性化レベルが高く、意思決定場面で合理システムを用いる
そのため内向型は、無駄や非効率なことを避け、物事を合理的に考える傾向があるんですね!
内向型はエネルギー保存型。危険や失敗やエネルギーの無駄遣いを避ける。
彼らはシンプルな生活を重んじ、計画を立て、新しい手法を生み出す。そのため行動する前に考えることを推奨する。
だから、目的や中身のない雑談は無駄に感じて、興味を示せないんですよね^^;
外向型は会話を『気持ち』のやり取りとして捉え、コミュニケーションのための会話を好む。
— 内向型人間の進化論|脳科学✕心理学✕ライフハック (@mu_introverted) January 31, 2022
内向型は会話を『情報』のやり取りとして捉え、計画や問題解決のための会話を好む。
だから内向型は明確な意図や目的がない雑談が苦手だけど、会話自体が嫌いなわけではない。
ただ会話の捉え方が違うだけ。 pic.twitter.com/hA43F5q2H9
なので、無理に雑談に加わろうとするより、仕事は問題解決のためと割り切って過ごした方が、能力を発揮しやすいです!
職場に馴染めなくても周りの目を気にしない方法
ここまでお伝えしたように、内向型は職場に馴染んで協力して仕事を進めるより、1人でコツコツ仕事に取り組んだ方がパフォーマンスがあがります!
しかし、職場の中で集団生活を送っていると、どうしても周りの目が気になって、馴染めないことに不安を感じてしまいますよね。
そこで最後に、周りの目が気にならなくなる方法をお伝えします!
それが「自己理解」です!
自己理解とは、「自分にはどんな特徴があり、どんな環境が適しているのか?」ということを理解し納得することです。
すると、自分に最適な選択が取れるようになるので、周りに馴染めない状況について受動的ではなく主体的に捉えられるようになります!
だから、周りの目を気にすることがなくなって、自分の力も発揮しやすくなるんですね!
その結果、仕事での成果も出しやすくなり、自然と職場の人から認められ、周りから寄ってきてくれるようになります!
以下の「内向型人間の解体新書」では、内向型の性格的特徴から、脳のメカニズム強みを発揮できる適正環境などをまとめています!
これを見ることで、自己理解が深まるので、ぜひ1度ご覧くださいね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!