「何をやるにも手を抜けない」
「物事を重く受け止めてしまう」
「周りに馴染めず浮いてしまう」
僕自身がまさにそんな人間で
自分の真面目すぎる性格が辛くて
疲れてしまうことがよくありました。
また真面目すぎる人ほど考えすぎて
うつになりやすいと言われます。
(実際僕もなりかけました)
しかし、そんな真面目すぎる性格も
きちんと原因を知り改善することで
気楽に生きれるようになります!
そこで、この記事では
真面目すぎる性格的特徴や原因
改善する方法をお伝えしていきます!
【損しやすい?】真面目な人の3つの性格的特徴
真面目とは「嘘やいい加減なことがない」という意味で使われ、本来はいい意味を持つはずの言葉。
しかし社会や集団生活の中では、ずる賢い人や要領が良い人ばかりが評価されるのも事実。
逆に真面目にコツコツ頑張ってる人ほど、損な役回りや、努力が正当に評価されず生きづらさを抱えてしまいます。
僕自身もずっとその矛盾に葛藤してきました。
ではなぜ真面目な性格の人ほど、損をしやすいのか?
それは真面目な性格の人は、以下のような性格的特徴があるからです。
- 何をやるにも手を抜けない
- 物事を重く受け止め考えすぎてしまう
- 責任感が強く頼まれごとを断れない
特徴❶:何をやるにも手を抜けない
僕自身がそうでしたが「何をやるにも手を抜けない」ため、仕事が増えるにつれて自分が辛くなってしまうんですよね^^;
さらに周りからは「要領が悪い」「完璧主義」と煙たがられることが多くありました。
それもそのはず…。
日本って、欧米のように多民族国家の個人主義社会ではなく、昔から単一民族の集団主義社会なんですよね。
なので「個性」よりも「集団の和」を尊重し、周りに合わせられない人を「はみ出し者」として扱います。
日本人は「他人が自分の行動を批判するということを強く意識する」
『何が「正しい」行動なのかの判断は、常に社会関係の中でとらえられ「世間」によって決められる』と考えている
だから僕のように「何をやるにも手を抜けない」真面目な人間は、集団の中では空気や和を乱す者として嫌われやすい傾向があります。
特徴❷:物事を重く受け止め考えすぎてしまう
真面目な人ほど「物事を重く受け止めて考えすぎる」傾向にあります。
例えば、周りから批判的な評価を受けたり、指摘されることがあると、それを受け流すことができず、引きずってしまうなど。
実は僕たちは幼い頃から学校教育によって「従順な労働者」として育てられてきているんですよね(衝撃的ですが^^;)
なので真面目な人ほど教育の影響を受け、周りに従うことが正しいという固定観念が身についてしまいます。
公共教育は基礎的な読み書きと算数と歴史を少しずつ教えた。
だがこれは、いわば表のカリキュラム。
その裏には、はるかに複雑な裏のカリキュラムが隠されている。
その内容は3つ。今でも産業が主導の国では守られている。
- 時間を守ること
- 命令に従順なこと
- 反復作業を嫌がらないこと
義務教育の目的として最も大切なことは「知識の習得ではなく集団生活を学ぶことだ」とはよく言われることです。が、集団生活を学ぶということは工場で機械的集団作業をこなすための練習だった。
つまり「従順な労働者を生み出すシステム」だった。
引用:僕たちの洗脳社会
だから、周りからの指摘や評価を気楽に受け流すことができないんですよね^^;
その結果、自分に自信をなくしたり、自責の念が強くストレスを溜め込みやすくなってしまう。
またストレスが溜まることで、うつ病などの精神障害に発展し、仕事ができない状態になると、自分の居場所を失い大きな損に繋がることがあります。
(上記は僕の実話です^^;)
特徴❸:責任感が強く頼まれごとを断れない
さらに真面目で従順な人ほど、責任感が強く頼まれごとを断れない傾向があります。
このような人は「自己犠牲ギバー 」と呼ばれ、最も損をしてしまうそうです。
なぜなら「テイカー」と呼ばれる人たちから、搾取の対象にされてしまうからです。
だからこそ「真面目すぎる性格」は、なるべく直した方がいいんですよね!
しかし「直したくても直せないから困っている…」
そんなお声を頂きそうですが、実は原因を理解すれば、この性格を改善することは可能です!
そこで次は「真面目すぎる性格」の原因について、お伝えしていきますね^^
生きづらい性格!?真面目すぎる性格の3つの原因
これまで真面目すぎる人の「性格的特徴」と「損しやすい理由」についてお伝えしてきました。
ではなぜ、このような性格になってしまったのか?
実は、内向型と呼ばれるパーソナリティの持ち主ほど、真面目な性格になりやすいと言われています。
そもそも内向型とは、心理学者のカールユングが唱えたパーソナリティの1つ。
ユングによると人間は「内向型」と「外向型」のどちらか寄りの気質を持って生まれてくるとされています。
【内向型】
自分の内面に意識が向かう人
【外向型】
自分の外界に意識が向かう人
ではなぜ内向型は、真面目な性格になりやすいのか?
それは以下の3つの原因があるからです。
- 罪に対する感受性が高い
- 不安になりやすい
- ルールや常識を重視する
原因❶:罪対する感受性が高い
内向型は、罪に対する感受性が高く、罪悪感を感じやすいことがわかっています。
そのため、人からの指摘や評価を気にしやすく、重く受け止めてしまったり、頼まれ事を断ることに罪悪感を覚えやすい傾向にあります。
原因❷:不安になりやすい
ではなぜ内向型は、罪に対する感受性が高いのか?
それは「不安神経症」の傾向が高く、不安や恐怖を学習しやすいからです。
だから心配性と言われることも多く、何をやるにも手を抜けなかったり、適当にやり過ごすことに不安を感じます。
原因❸ルールや常識を重視する
ではなぜ内向型は、不安や恐怖を学習しやすいのか?
それは「合理システム」と呼ばれる長期記憶を中継する情報処理を行っているからです!
内向型の人が合理システムの活性化レベルが高く、意思決定場面で合理システムを用いる
人間には「危険から身を守る」という本能があるため、長期記憶はネガティブな記憶ほど保存すると言われています。
ポジティブな記憶よりもネガティブな記憶のほうが脳に刻み込まれやすいと言われています。
私たちの祖先は厳しい自然環境を生き延びるため、楽しかった出来事を思い出すよりも、苦しかった出来事を思い出して危険を回避するほうを優先させなければならなかったのでしょう。
引用:宇治おうばく病院
だからこそ合理システムを用いる内向型は、不安や恐怖を学習しやすく、罪に対する感受性が高いんですね!
さらに長期記憶には「意味記憶」と呼ばれる、社会の常識やルールを保存する領域があります!
なので内向型は、社会のルールや常識に縛られやすく、頭が堅いと思われることもあります。
また、社会のルールや常識を重視するからこそ
「自分がどうしたいか」ではなく
「他人からどう思われているか?」
という世間体を気にする傾向が高くなります。
その結果、周りから見て完璧な人間や模範的な人間を目指し、生真面目で完璧主義な性格になりやすい。
以下の記事では、その他の内向型の特徴から強み、脳のメカニズムまで解説しています!
【気楽に生きる方法】真面目すぎる性格を5ステップで直す診断テスト!
このように生まれつき内向型というパーソナリティの持ち主ほど、真面目な性格になりやすい傾向にあります。
なので、残念ながら内向型というパーソナリティを直すことは出来ませんが、真面目すぎるという性格を改善することは可能です!
ではどうやってパーソナリティを変えずに「真面目すぎる性格」を改善することができるのか?
それは「社会の価値基準に従う生き方」から「自分の価値基準に従う生き方」に変えるということです!
実は人間は自分の価値観に従った「行動・能力・環境」を身につけるという習性が備わっています。
そのため、真面目な性格になりやすい内向型ほど、教育の影響を受けやすく
- 時間を守ること
- 命令に従順なこと
- 反復作業を嫌がらないこと
という「従順な労働者」にふさわしい価値観を身につけ、社会の期待や要求に応えるための人生を送ってしまいます。
逆に自分の価値基準に従い、自分の内面からの期待や要求に応えるための人生を送るようになると、他人を気にせず気楽に生きれるようになります!
また自分の内面に意識が向かう内向型は、内面からの期待や要求に応える生き方こそ、パーソナリティに適応した状態と言われいる。
そして、この状態になることで精神的に安定し、特徴や強みを活かして優れた状態に進化することがわかっています!
☞内向型の生き方戦略!メンタル・人間関係・仕事で使えるライフハック10選!
では「社会の価値基準」から「自分の価値基準」に従う生き方に変えるには?
そのためには「自分のアイデンティティ」を確立させることが必要不可欠です!
アイデンティティとは心理学や社会学において「ある者が何者であるかについて他の者から区別する概念・信念・および表現」をいう。
この確固たる自分が自分であるという感覚をもっている人は、アイデンティティーが「確立」しており、逆に、確固たる自分が自分であるという感覚があまり強くなく、自分は自分だと感じられない人は、アイデンティティーが「拡散(混乱)」しているという。
引用:看護roo!
では、どうすれば自分のアイデンティティは確立していくのか?
実はアイデンティティは、「過去の自分」を振り返り、どんな経験によって「現在の自分」が作られたのか?
そして、これらの経験を活かして、どんな「未来の自分」築いていくのか?という「過去-現在-未来の自分」 を繋ぎ合わせることで確立していきます!
個人の時間的展望の発達もアイデンティティ形成に関する重要な視点とされる。
時間的連続性とは、自分の過去・現 在・未来がつながっているという実感であり、アイデンティティ形成や青年期の適応に関連の深い概念であるとされる。
そして「過去-現在-未来の自分」は、自分の「価値観・好き・得意」を明確化させることで、一本の線として繋ぐことができるんです!
そこで当ブログでは20の質問によって、自分の「価値観・好き・得意」を明確化し、アイデンティティを確立させるワークをご用意しています!
それが以下の5ステップからなる「コア・パーソナル・プロジェクト」というワークです!
- ステップ1:他人軸の明確化
- ステップ2:価値観の明確化
- ステップ3:好きなことを見つける
- ステップ4:得意なことを見つける
- ステップ5:天職を見つける
僕自身、このワークに取り組んだことで、真面目すぎる性格を改善することができました。
なぜなら、自分の価値基準が確立し優先できるようになったおかげで
それまで「迷惑かな」「嫌われたらどうしよう」という心のブレーキが外れ、自分の殻を破ることができるようになったからです!
その結果、自分の欲求に素直に従えるようになって、人生も好転していきました!
もし、「真面目すぎる性格」をやめたいのにやめれない。
そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ1度ワークに取り組んで頂ければと思います。
☞最短1日!15の質問で自分のアイデンティティを確立させる5ステップ
最後までご覧いただき、ありがとうございました!