休日1人でリア充のSNSを眺めてると寂しさや劣等感を感じたり、自分に欠陥があるのかなと不安になりますよね。
しかし20代の60%が休日を1人で過ごし、友達と会う頻度も月に1回(23%)・半年に1回(20%)・年に1回(20%)程度という調査があります。
つまり社会人は友達がいないのが普通なんですよね。
そこでこの記事では、社会人になって友達がいないことを不安に思われる方に向け、以下の内容をお伝えしていきます。
- 社会人になると友達は必要ないのか?
- 友達が必要ない人と絶対必要な人の違い
- 友達がいない孤独感を解消する方法
社会人には友達が必要ない?友達0人でも幸せになる幸福論
社会人になってからも、友達は必要なのか?
この答えに『笑っていいとも!』で、いつも出演者とワイワイやっていたタモリさんは、こう答えています。
『友達なんかいなくていいんだよ。どんどん減らしている。切ってくの』
なぜなら今の時代、友達を作ろう作ろうって言い過ぎだからだそうです。
だから『友達100人できるかな』って歌も大嫌いだそう。
タモリさんは友達をいっぱい作ることで人生が豊になったり、自分の誇りになるとは思っておらず、むしろ友達は厳選しろと言います。
つまり、友達とはコレクションするものではなく、セレクションするものだという考え方ですね。
僕もこの意見には100%同意しますし、友達は0人でもいいと思っています。
というのも、友達の必要性って人生において非常に低く、社会人の場合は特に友達がいない方が人生を楽に成功させれるからです。
その根拠となる理論が以下の3つです。
- 人間関係は主観より客観の方が重要である
- 豊な人間関係は幸せに絶対的に必要ではない
- 友達がいなくても人生は安定する
1つずつ解説していきます。
人間関係は主観より客観の方が重要である
実は『主観で捉えてる人間関係』の重要性と『客観的に捉える人間関係』の重要性には大きな違いがあります。
普通人間は、主観的に見て『自分と関わりの強い人間関係』に重きを置いて生きています。
しかし生きていく上では、客観的に捉えた『自分と関わりの弱い人間関係』の方が重要だったりします。
強い人間関係とは、家族や恋人、友人など、お金で繋がっていない関係。
弱い人間関係とは、生産者と消費者。雇用主と労働者など、お金で繋がる関係。
生産者がいなければ食糧や生活必需品が手に入らず、雇用主がいなければ、生活費を稼げません。
子供のうちは、自分の力だけで生活できないので政治空間が重要になります。
逆に社会に出て自分の力だけで生活するようになるにつれ、貨幣空間の繋がりが重要になっていきますよね。
だからこそ社会人になればなるほど、自分の人生において、友達の必要性は下がっていきます。
豊な人間関係は幸せに絶対的に必要ではない
また、人間が幸福な人生を送るために必要なものは、以下の3つだと言われています。
『金融資産』とは財産と言えるもので、人間関係や金銭的なしがらみを減らして、自由をもたらすものです。
『人的資産』とは自分の能力と言えるもので、自分の能力で好きなことを行い、自己実現をもたらすものです。
『社会資産』とは人との繋がりであり、周りから信頼や評価を得ることで、強い繋がりをもたらすものです。
そして、これらは3つ揃えなければ幸せになれないわけではなく『自分の理想とする人生』に必要なものを選択して伸ばすことが大切です。
そのため『自己実現』や『自由』が重要という価値観の人は『繋がり』がなくても幸せになれるんですね。
友達がいなくても人生は安定する
そして『繋がり』がなくても幸せになれると言ったのは、3つの資本のうち2つ揃えば人生は安定するという理由があるからです。
先ほどの3つの資本の有無の組み合わせによって、以下のように人間の人生を8パターンにわけることができます。
3つの資本、全て揃えた人を『超充』と呼びますが、現実には存在しません。
3つのうち2つを揃えると『金持ち』『旦那』『リア充』のどれかに該当します。
3つのうち1つを揃えると『退職者』『ソロ充』『プア充』のどれかに該当します。
そして、1つも資本を持っていない人を『貧困』と呼びます。
しかし『貧困』はどれか1つの資本を手に入れれば、すぐに上の段に上がるので、現実にはほとんどいません。
上の図を見ていただくとわかるように、資本を2つ揃えると、十分幸せな人生を送ることができるんですよね。
僕自身は、友達が多い『リア充』よりも、安定した家庭や能力を生かして自己実現をしたいので『旦那』や『金持ち』に魅力を感じます。
逆に友達は沢山いたとしても、しがらみに縛られてる可能性があるので『リア充』に魅力を感じません。
このように『金融資本』と『人的資本』を揃えていけば、たとえ友達0でも幸福な人生を送ることができます。
『友達0人幸福論』が当てはまる人・当てはまらない人
ここまで述べたように、社会人になるほど友達の重要性は低くなり『金融・人的』資本があれば、人は幸せになることができます。
とは言うものの『社会資本』を求める人にとっては、やはり友達のいない生き方は満足できないんですよね。
では『社会資本』を求める人・求めない人にはどんな違いがあるのか?
実は両者には『内向型』と『外向型』という生まれ持った気質の違いがあります。
『内向型』『外向型』とは、心理学者のカール・ユングが唱えたパーソナリティの1つです。
ユングによれば、人間は『外向型』と『内向型』のどちらか寄りの気質を持って生まれてくるとされている。
両者には次の3つの違いがあり、外向型は『社会資本』求めやすく、内向型は求めづらい傾向にあります。
- 刺激に対する感度
- 興味を示す対象
- エネルギーの充電方法
1つずつ解説していきます。
刺激に対する感度
内向型と外向型の最も大きな違いは『刺激に対する感度』です。
刺激に対する感度は『DRD4(ドーパミン受容体)」と呼ばれる遺伝子の長さで決まると言われる。
内向型はDRD4遺伝子が短く、刺激の許容量が少ないため、刺激に敏感(抑える)
外向型はDRD4遺伝子が長く、刺激の許容量が多いため、刺激に鈍感(求める)
そのため、内向型は外部からの刺激を苦手として、人との相互作用をストレスに感じやすい。
内向的な人は、他者との相互作用がストレスへと結びつきやすい
内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
逆に外向型は外部からの刺激によって活性化され、人との相互作用を好む傾向があります。
覚醒水準の低い外向的な人は、覚醒水準を適切なレベルまで上げるため、より多くの他者と関わろうと行動する。
なので、内向型は人との繋がりである『社会資本』を求めず、外向型ほど求めやすい。
興味を示す対象
また、刺激に敏感な内向型は『内的動機』。刺激に鈍感な外向型は『外的動機』に興味を示しやすい。
『内的動機』とは、好奇心や信念など自分の内側からわいてくるもの。
『外的動機』とは、信頼や評価など自分の外側からもたらされるものです。
そのため内向型ほど『人的資本』に興味がわきやすく、外向型は『社会資本』に興味がわきやすい。
エネルギーの充電方法
さらに内的動機に興味がわく内向型は『バッテリー型』
外的動機に興味がわく外向型は『ソーラーパネル型』のエネルギーと言われます。
そのため内向型は外部の刺激を遮断し、内的動機を満たすことでエネルギーを充電する。
逆に外向型は多くの外部刺激に触れ、外的動機を満たすことでエネルギーを発電します。
このような違いがあるため、内向型には『友達0人幸福論』が当てはまります。
逆に外向型には『友達0人幸福論』が当てはまらない人が多い。
『友達0人幸福論』の実現方法
ここまで述べてきたように、内的動機に興味がわきやすく、実は『自己実現』への関心が高い。
なので『人的資産』である自分の能力を伸ばして好きなことをして『金融資産』を増やしていく生き方が内向型には合っています。
しかしタモリさんも言っていたように、今の時代『友達を作ろう作ろう』って言い過ぎなところがあります。
そのため、例え内向型の人でも『友達は多い方が自分の誇りになり、人生を豊にする』と思い込んでしまっている人が非常に多い。
だからこそ孤独や寂しさを感じたり、誘われる友達がいない自分はどこか欠陥があるのかなと不安になってしまいます。
逆に『友達が多い方がいい』という思い込みがなくなれば、孤独感や不安は解消し、自分に必要な資本に集中できるので、遠回りせずに幸せになれます。
そのための方法が以下の3ステップです。
- 自分の価値観を明確化する
- 自分の好きなことを明確化する
- 自分の得意なことを明確化する
1つずつ解説していきます。
自分の価値観を明確化する
自分の価値観が明確化すると、自分の人生に必要なことがわかり、それだけに集中できるようになります。
なぜなら人間は、自分の価値観・信念に従った能力・行動・環境を身につけると言われているからです。
多くの人は『友達は多い方がいい』と刷り込まれているので、人生を豊かするために『社会資本』に力を入れようとしてしまいます。
しかし『本当の自分はどんなことに価値を感じ、どう生きたいのか?』が理解できると、その思い込みは消えます。
また価値観が明確化することで、自然とそれに従った能力を身につけていくため、遠回りせず自己実現に向かうことができます。
自分の好きなことを明確化する
価値観を明確化した次は『好きなこと』を明確化することが欠かせません。
なぜなら『好きなこと』とは、価値観を満たせることだからです。
つまり好きなこととは『どんなことに取り組んでいる時に価値観が満たされるのか?』ということ。
自分が何に価値を感じ、何をすれば価値感を満たせるのかを理解すると、最短で『人的資本』を伸ばすことができます。
自分の得意なことを明確化する
そして最後に自分の得意なことを明確化していきます。
自分の得意なこととは『才能を活かせる領域』のことです。
自分が何に価値を感じ、どんなことに取り組むと価値観が満たされ、その結果身についた能力のことを『才能』と呼びます。
そしてその才能を活かせる領域(ポジション)こそが『得意なこと』なんですね。
例えば内向型は、内的動機に価値を感じ、1人になることが好きで、深く考える才能や想像力が豊かな才能があります。
そしてこの才能を活かす領域は、絵を書くことだったり、ストーリーを考えることだったりするんですね。
実際、映画監督のスティーブン・スピルバーグや、ハリーポッターの著者J・K・ローリング、その他多くの漫画家などが内向型と言われている。
このように『価値観』『好きなこと』『得意なこと』を明確化させることで『人的資本』を伸ばすことができるようになります。
その結果、自己実現を果たし『金融資本』である財産を手に入れ、幸せな人生を送ることができるようになる。
以下の記事では20の質問に答えて『価値観』『好きなこと』『得意なこと』を明確化させるためのワークをご用意しています。
『友達0人幸福論』を実現させたい人は、ぜひ1度試してみてくださいね!