人と関わることが面倒くさかったり、人といるだけでどっと疲れてしまう。
できることならずっと1人でいたいと思う時期ってありますよね!
そんな時期は、無理して人と関わっていると「回避性パーソナリティ障害」になることもあるので、軽く考えず原因や対策を理解することが大切です。
そこでこの記事では、人と関わりたくなくなる人の心理・傾向・対策について、詳しくお伝えしていきます!
もくじ
疲れるから!?人と関わりたくない時期の心理的原因
私自身、今まで生きてきた中で、人と関わることが怖くなったり、面倒に感じることが何度もありました。
その期間は、頭に靄がかかったような感じで、ほとんどの場合、無気力状態です。
数日で収まることもあれば、数ヶ月に渡ってこの状況が続くことも… .
ではなぜ、人と関わりたくない時期が何度も起こるんでしょうか?
実は、人と関わりたくない時期というのは「エネルギー切れ」が起きてる状態と言われています!
人には、最適なエネルギー水準が存在し、エネルギーが少なくなると、最適水準に戻そうとする動機づけが働く
引用:個人特性としての好奇心の領域とタイプについて
では、なぜエネルギー切れを起こしてしまうのか?その主な原因が「過剰適応」です!
出典:「1万年堂出版」より
その結果、心身が疲弊し、うつ病やパーソナリティ障害を引き起こす可能性があります。
もし、あなたが以下の事柄に心当たりがある場合、過剰適応によってエネルギー切れを起こしている可能性があります。
- 周囲の期待や要求に完璧に応えようとする
- 自分を否定して偽りの自分を演じている
- 周囲に対して気を使いすぎている
❶周囲の期待や要求に完璧に応えようとする
自分を犠牲にしてまで、周囲からの期待や要求に完璧に応えようとしてしまうと、エネルギー切れを起こして過剰適応になる可能性があります。
例えば、自分が気が乗らないことや、苦手な分野でも、頼まれれば断れず引き受けてしまったり…。周りから”認めてもらう”ために、自分の実力以上のことに取り組んでしまうなど。
特に、日本は欧米のように多民族国家の『個人主義社会』ではなく、昔から単一民族の『集団主義社会』です。

日本人は「他人が自分の行動を批判するということを強く意識する」
『何が「正しい」行動なのかの判断は、常に社会関係の中でとらえられ「世間」によって決められる』と考えている
引用:wikipedia「集団主義」
そのため『個人の尊重』より『集団の和』を尊重し、波風立てず周りに合わせられる人が評価されますよね。
その結果、周りに合わせるために、自分を犠牲にして期待や要求に応え続けてしまい、エネルギー切れを起こしてしまいます。
❷本当の自分を否定して偽りの自分を演じている
また、集団主義社会では、みんな一緒の画一的な行動を求められます。
そのため、無理に自分を偽って周りと同じようなノリや価値観を演じてしまうことで続けることで、過剰適応を引き起こす可能性があります。

この演技が続くことで、「本当の自分は誰とも繋がっていない」という深い虚しさを感じ、人との繋がり自体に価値を見出せなくなることがあります。
❸周囲に対して気を使いすぎている
さらに集団主義社会の日本では「空気を読む文化」が根強くあります。そのため、周りに対する過剰な配慮や先読みをしすぎていると、過剰適応を起こしてしまいます。

私自身よくあったのが、会話の途切れた一瞬で「なんか言わなきゃ」や「私のせいで空気が悪くなったのでは?」と全てを自分の責任のように感じてしまうなど。
周囲への過剰な配慮と先読みが常に神経を尖らせているため、人と会った後はドッと疲れて動けなくなり、次の予定をキャンセルしたくなるなどのエネルギー切れを起こしてしまうんですね。
人と関わりたくない時期は誰にでもあるの?
ここまでお伝えしたように、人と関わりたくなくなるのは、「過剰適応」によってエネルギー切れを起こしているからです!
とはいえ、集団主義社会の日本で生きていれば、誰しもこのような経験があり、過剰適応になりそうですが、実は過剰適応に「なりやすい人」と「なりにくい人」がいます。
それが「内向型↔︎外向型」という生まれつきの気質による違いです!

「内向型」「外向型」とは、心理学者のカール・ユングが唱えた性格類型です。
ユングによると人間は「内向型」「外向型」のどちらか寄りの気質を持って生まれてくるとされています。
内向型と外向型では、「進化的・適応的」意義が全く異なるとされており、内向型は内的適応・外向型は外的適応により、メンタルやパフォーマンスが安定するとされているんですね!

- 内的適応とは?
- 自分の内面からの期待や要求に応えることで自分を受け入れること
- 外的適応とは?
- 社会や周囲からの期待や要求に応えるために自分を変えていくこと
そのため、内向型ほど過剰適応になりやすく、外向型ほど過剰適応になりにくい傾向があります。
というのも、内向型には以下の3つの特徴があるからです。
- 刺激を抑えるために自分の内面に意識が向かう
- 内発的動機によってモチベーションを得る
- 1人でいることでエネルギーを充電する
❶刺激を抑えるために自分の内面に意識が向かう
内向型の人は、刺激を抑えるために自分の内面に注意や関心が向かいます。

なぜなら、内向型は生まれつき刺激に敏感な性質を持ち、無意識に外部からの刺激を抑えようとする働きがあるからです。

- 内向型
- DRD4遺伝子(ドーパミン受容体)が短く、少ない刺激で満足する(刺激を抑える)
- 外向型
- DRD4遺伝子(ドーパミン受容体)が長く、多くの刺激で満足する(刺激を求める)
このように外部からの刺激を抑えるために、自分の内面の「思考や感情」に意識が向い、内的適応によってメンタルやパフォーマンスが安定します。
❷内発的動機によってモチベーションを得る
内向型は刺激に敏感なため、自分の内部から生まれる弱い刺激=内発的動機によってモチベーションを得ます。

逆に外向型は、報酬や名誉などの外界から受ける強い刺激=外発的動機によって、モチベーションを得ます。
だからこそ、外向型は外的適応・内向型は内的適応が進化的・適応的意義になってくるんですね!
❸1人でいることでエネルギーを充電する
また刺激に敏感な内向型は、外部からの刺激を遮断して1人になることでエネルギーを充電します。

というのも、内向型は人と関わることで受ける刺激がストレスに結びつきやすいからなんですよね。

- 内向的な人は、他者との相互作用がストレスへと結びつきやすい
- 内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
とはいえ、現代社会は人との関わりが重視され、家にいてもSNSなどで誰とでも繋がれる環境です。
だからこそ、内向型はエネルギーの回復できずに、過剰適応に陥りやすいんですよね。
人と関わりたくない時期の3つの処方箋
では、我々内向型は、エネルギーが切れて人と関わりたくない時はどうすればいいのか?
そのための処方箋が以下の3つです!
- 1人の時間を多く取る
- 好きなことに没頭する
- 自分に合った仕事を見つける
1人の時間を多く取る
人と関わりたくない時に、1番必要なのが「1人の時間を多く取る」ことです!
先述したように、内向型は外部からの刺激を遮断することで、初めてエネルギーを充電することができます。

なので、仕事から帰ったら「TVやスマホを見ない」「余計な誘いには乗らない」「休日は1人で過ごす」など…。
なるべく外部からの刺激を遮断する時間を増やすことで、エネルギーの回復が早まり、過剰適応を未然に防ぐことができますよ!
「好きな事への興味が薄れる」「物の扱いが雑になる」「TVの音が煩く感じる」など…そんな時は自分はまだ元気と思っても休む。刺激に敏感な内向型はエネルギーを消耗しやすく回復までに時間がかかる。だからこそ『自分を守る予防ライン』を決めとけば、休むことに罪悪感を感じやすい内向型でも安心。 pic.twitter.com/bqiusP06fa
— 内向型人間の進化論 (@mu_introverted) October 5, 2022
好きなことに没頭する
また、人と関わりたくない時は、自分の好きなことに没頭するのもオススメです!
なぜなら、内向型のエネルギー源は、没頭や深い集中により分泌される「アセチルコリン」という神経物質だからです!

- 内向型は神経伝達物質であるアセチルコリンを使用することを好みます。
- アセチルコリンは、長い間、1 つのことに集中し、深く考えたり、内省したりできるときに分泌し、気分を良くします。
なので、人と関わりたくない時は、自分の好きなことに没頭して、アセチルコリンの分泌を促すことで、エネルギー切れや過剰適応を防ぐことができますよ!
「ネガティブを消すのはポジティブじゃない。没頭だ」っていうオードリー若林さんの言葉がめちゃくちゃ共感できる。内向型は冒険心などの「刺激を求める好奇心」は弱いけど、探究心などの「刺激を抑える好奇心」は強い。だからネガった時は、無理に活発になるより、1つの事に集中した方が満たされる。 pic.twitter.com/v9HPv1rfNr
— 内向型人間の進化論 (@mu_introverted) October 29, 2022
自分に合った仕事を見つける
とはいえ仕事柄、どうしても自分を偽り続けなければならなかったり、周囲の期待や要求に応え続けならないこともあるかと思います。
しかし、その状況が長く続くことで、次第にメンタルやパフォーマンスが低下して、パーソナル障害に発展することもあるんですよね。
内向的で接客が苦手な人が、仕事で無理に笑顔を作ったり外向的なキャラを演じると自律神経が常に興奮した状態となりメンタルバランスが崩れるそう
— 内向型人間の進化論 (@mu_introverted) December 11, 2021
この状況は『心の商品化』と呼ばれ、長引くほど対話能力や判断力が低下し、免疫系にもダメージを受けてしまう
自分らしくいられる環境ってマジで大切。 pic.twitter.com/fgKoJn8ubJ
そんな時は、思い切って自分を偽わる必要がない仕事や、過度なプレッシャーがかからない仕事を見つけるのも1つの手になります。
実際、私自身も営業職に限界を感じて、1人で取り組める仕事に変えたところ、メンタルやパフォーマンスが安定して、1年未満に収入を3倍に増やすことができました!

そこで、以下の記事では、当メディアが1万人以上の内向型やHSPを調査して判明した、内向型・HSPに適した仕事を紹介しています!

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それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!







































