頑張りたいけど頑張れない時の自己嫌悪やサボり癖から立ち直る3ステップ


頭では頑張りたいって思っていても心がついていかず頑張れない

そんな時ほど周りからは『ただの甘え』と片付けられてしまいます。


しかし、当の本人は『周りは頑張っているのに自分だけ』と自己嫌悪に陥ったり…

劣等感に苛まれて、周りが想像できないほど苦しいし、しんどいんですよね。

 

そこでこの記事では『頑張りたいけど頑張れない人』に向け、以下の内容をお伝えしていきます。

『頑張りたいけど頑張れない』理由

『サボり癖で悩みやすい人』の3つの特徴

『サボり癖の自己嫌悪』から立ち直る方法

 

 

記事を書いてる人:mu 記事を書いてる人:mu

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頑張りたいけど頑張れないのは「甘え」でも「病気」でもない理由とは?

自己肯定感が高い人は『思ってること・言ってること・やってること』が一致するそう。

頑張りたくても頑張れない時ほど、この3つが一致しないので、自分のことが信じられず、どんどん自分を嫌いになっていくので、当の本人が1番辛いんですよね。


僕自身もずっとそうでした。

頭では『未来のために今頑張らなきゃいけない』とわかっていても、心と体がついていけない。

そんな自分はダメな人間だと、いつも自己嫌悪に陥ってしまう。

 

しかし、このように日常的な自己嫌悪無理に自分を奮い立たせようとする行為は、慢性的なストレスを抱えてしまいます。

その結果、体が常に興奮した状態となり、自立神経のバランスを崩す原因となります。


そして自律神経のバランスが崩れると、以下のような症状に悩まされることが多くなってくる。


だから、頭では『頑張らなきゃ』とわかっていても、心や体がついていけず、頑張れなくなってしまうんですよね。

その結果、サボり癖がついて自己嫌悪に陥ってしまいます。

サボり癖に悩みやすい人の3つの特徴

ここまで述べたように、頑張りたくても頑張れないのは、自己嫌悪や無理な奮い立たせによる慢性的なストレスで自律神経が乱れてしまうからです。

つまり、慢性的なストレスを抱えやすい人ほど『頑張りたくても頑張れない』状態に陥りサボり癖で悩みやすいということ。


この『慢性的なストレスを抱えやすい人』には以下のような3つの特徴があります。

慢性的なストレスを抱えやすい人の3つの特徴
  1. 疲れやすい体質
  2. 真面目で完璧主義
  3. 人と比べてしまう


そして特に、この3つの特徴を持ちやすいと言われているのが『内向型』という気質を持っている人になります。


内向型とは心理学者のカール・ユングが唱えたパーソナリティーの1つです。

ユングによると、人間は『内向型』と『外向型』のどちらか寄りの気質を持って生まれるとされている。

なぜ内向型は上の3つの特徴に当てはまりやすいのか?

順を追って説明していきますね。

 

疲れやすい体質

『頑張りたくても頑張れない』時は、慢性的なストレスによって自律神経が乱れているからです。

そして、慢性的なストレスを抱えやすい理由の1つに『疲れやすい体質』があります。

人間は以下の5つのストレスが蓄積することによって疲労を感じ、徐々に自律神経のバランスを崩してしまいます。


そして、これらは全て刺激であり、その感度は人によって異なります。

刺激の感度は『DRD4(ドーパミン受容体)』遺伝子の長さによって決まると言われている。

内向型は、このDRD4遺伝子が短く、刺激の許容量が少ないため、刺激に敏感な体質だと言われています。

そのため内向型は、ストレスを感じやすく蓄積しやすいため、自律神経のバランスが乱れやすいんですね。

真面目で完璧主義

真面目で完璧主義な人ほど、自分のことを『努力が足りない』と認められず自己嫌悪してしまいます。

そして内向型ほど真面目で完璧主義になりやすいと言われている。

内向型は、物事を捉える視野が狭く、自己の理想責任感に没入します。

生真面目完璧主義、実直に仕事をこなしますが、許容範囲を超えると途端に対処の仕方がわからなくなる傾向があります。

引用:東洋経済


なぜなら内向型は『合理システム』と呼ばれる長期記憶を中継する情報処理を行っているからです。

内向型の人が合理システムの活性化レベルが高く、意思決定場面で合理システムを用いる

引用:外向型・内向型における注意機能特性と情報処理スタイルの関連性


長期記憶には『意味記憶』と呼ばれる社会の常識やルールが保存されている領域があります。


そのため内向型は『こうあるべきだ』『こうしなければいけない』という固定観念に縛られやすく、社会から見て完璧な自分を求めてしまう。

この状態を『社会規定型の完璧主義』と呼びます。


その結果『今のままの自分ではダメ』『もっと努力しなければ』と、自分を認められず頑張ろうとしてしまうんですよね。

しかし先に述べたように、自己嫌悪や自己否定による慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱す原因になります。


だからこそ『頑張りたいけど頑張れない』状態に陥ってしまいます。

人と比べてしまう

さらに真面目で完璧主義な人ほど、現実の自分を認めらえず、自己否定をしてしまいがちです。

人間は『思ってること・言ってること・やってること』が一致しないと、どんどん自分が信じられなくなって自分を嫌いになってしまう。

その結果、自分に自信を持てなくなってしまうんですよね。


また自分に自信が持てなくなると『相対的価値』で、自分の価値を計ろうとします。

相対的価値観』とは、比較によって感じる価値のことで、学歴・職歴・年収・地位などの社会的価値基準が代表的です。

逆に自分の基準で感じる価値のことを『絶対的価値観』と言い、納得感・充実感・フロー体験(没頭)・自己成長などの主観的楽しみが代表的です。


そして『相対的価値』は他人からの評価されることによって測ることができる。


だからこそ、自信がない時ほど人と比べ『周りのように頑張れない自分』に自己嫌悪してしまい慢性的なストレスを抱えてしまうんですよね。

サボり癖の自己嫌悪から立ち直る3ステップ

ここまで述べたように『頑張りたくても頑張れない』のは、自律神経の乱れが原因であり、努力できないからではありません。

そのため、自律神経を整えてあげることで、今の状況から立ち直ることができるんですね。


そして自律神経が乱れるのは『慢性的なストレス』が主な原因です。

この慢性的なストレスは、自己嫌悪や自己否定から生まれ、自己嫌悪や自己否定は『自己受容』によって解消することができる。

自己受容とは『ありのままの自分』を受け入れることで、自分自身の行いに善・悪の判断を下さない状態のこと。


では自己受容はどのように行えばいいのか?

そのために必要なのが以下の3ステップです。

自己受容の3ステップ
  1. 自分の気質を理解する
  2. 自分の人格を理解する
  3. 自分の価値観を理解する

1つずつ解説していきます。

自分の気質を理解する

人間には自分に最適な『覚醒水準』というものがあります。

人には、最適な覚醒水準が存在し、最適な覚醒水準からそれると、最適覚醒水準に戻そうとする動機づけが働く

引用:個人特性としての好奇心の領域とタイプについて


そのため、自分に適していない・向いていない環境や状況に身を置いていると、ストレスが溜まってしまう。

そして、最適な覚醒水準とは『気質』によって異なります。

なぜなら覚醒水準とは『刺激に対する感度』によって決まっているからです。

内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避けようとする傾向がある。

引用:外向―内向性がソーシャル・サポート過程と精神的健康に及ぼす効果


よって自分の気質を知り、自分に適した覚醒水準を理解することは…

自分はどんな環境なら頑張れるのか?

自分はどの程度まで頑張れるか?

という、自分の向き・不向きを理解することに繋がります。


逆にこれを理解しないままだと、自分に不向きなことまで頑張ろうとしてしまい、思ったようにできない自分に対して自己嫌悪や自己否定を引き起こす。

だからこそ、自己受容するためには自分の気質を理解することが大切なんですね。

わずか20問(3択式)でわかる!内向型・外向型・両向型診断テスト!

2022年5月2日

自分の人格を理解する

また人間は成長するに従って4つの性格を身につけると言われています。

それを表したのが以下の『パーソナリティの4層構造』です。


このうち、『気質・人格』は生涯変わらないもの。『習慣的・役割的』性格は生涯を通して変わるものだと言われています。


そのため、あなたが頑張ろうとしていることが自分の『気質・人格』に根付いたものであれば、そもそも努力を努力と思わずストレスなく取り組めます。

逆に『気質・人格』に背いた努力を行おうすれば、自分には向いていないため、ストレスや苦痛を抱えることになってしまう。


なぜなら『向き・不向き』によって、成長率が5倍も違ってくるからです。


だからこそ自分の気質・人格を理解し、自分に向いている『コト』や『やり方』で取り組むことが大切になってきます。

これを理解せず向かないことを続けるほど、他人との差に自信をなくしてしまったり、成長できない自分に自己嫌悪して、余計に自己受容できなくなります。

【内向型を強みにする】5つの特徴と脳の仕組みを20の図解で徹底解説!

2022年5月3日

自分の価値観を理解する

そして自己受容のために最後に行うべきなのが、自分の価値観(価値を感じるコト・モノ・ヒト)を理解することです。

なぜなら人間は『自分の価値観に従った能力・行動・環境を身につける』と言われているからです。


先にも述べたように『社会規定型の完璧主義』になってしまうと、社会の常識やルールを優先した価値観や信念を身につけるようになってしまう。

その結果、社会や親などの期待に応えるための能力・行動・環境を身につけようとします。

例えば『親の期待に応えるために受験を頑張る』

『会社から認められるために仕事を頑張る』など…。


しかしその行為が自分の気質・人格に向いていないことだと、苦痛が伴うことなので、頑張ろうとしても長続きしないんですよね。


なぜなら、この周りからの影響によって身についた価値観は『表面的価値観』と呼ばれ、自分が本当に価値を感じていることではないからです。

逆に自分の気質や人格などの変わらない部分から生まれた価値観を『根源的価値観』と呼びます。


この『根源的価値観』こそが、自分の変わらない価値観であり、自分が本当に価値を感じてることなんですよね。

そのため『根源的価値観』に沿った行いは、自然と頑張れますし、努力を努力と思わず取り組むことができます。

では『根源的価値観』は、どのように理解していけばいいのか?


以下の記事では、20の質問に答えて『根源的価値観』や『人格』を理解するためのワークをご用意しています。

【診断テスト】コア・パーソナル・プロジェクトを見つける15の質問

2022年5月1日


『頑張りたいけど頑張れない』状況から立ち直り、自分らしく未来を切り開いていきた方は、ぜひ1度試してみてくださいね!

 

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