【この記事で1番伝えたいこと】
それは「内向型やHSP」には
それぞれ特徴や強みがあり
特徴や強みを戦略的に活かすと
人生楽に生きられるということ
人が何かを成し遂げるのは強みによってのみである。弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい。
強みに集中し、卓越した成果をあげよ。
マネージメントの父「ピーター・ドラッカー」の名言
そこで!この記事では内向型やHSPの方に向け
人間関係・仕事・メンタルの”3つのテーマ軸”で
人生を楽にする「ライフハック術」ご紹介します!
それでは早速、行ってみましょう!
もくじ
内向型・HSPが楽になる人間関係
内向型にとって1番悩みやすいのが人間関係ではないでしょうか?
- どこへ行っても馴染めない
- 人と会うと気疲れする
- 人間関係が長続きしない
人との関わりがストレスに結びつきやすい内向型やHSPは、集団や組織より1人でいることを好むため、人付き合いで苦労することが多いですよね^^;

だからこそ、以下の3つを意識していただくと、自分に無理なく人付き合いができるようになり、楽になりますよ!
- すでに出来上がった輪の中に入らない
- 農耕型アプローチで相手から来てもらう
- 1対1から徐々に人脈を広げていく
どこに行っても馴染めない
私自身がそうですが、組織や集団よりも1人でいることを好む内向型やHSPが、人間関係で1番困るのが「どこへ行っても馴染めない」という悩みではないでしょうか?
そのため、内向型やHSPの人間関係における基本戦略として「すでに出来上がった輪の中に入らない」というものがあります。

内向的な人は、新奇な場面において自分の代わりに身近な友人を代理人として他者と相互作用をしてもらうことによって、友人との共通ネットワークを拡大していた 。
このような方法で、しばらく経つと外向的な人と同程度にネットワークを拡大することができる。
上記のように、新しく人間関係を築いていく場合は、まずは特定の1人と深密な関係を築き、その人を仲介して人脈を増やしていくことで、外向型と同程度に人脈を広げることができます。
農耕型アプローチで狭く深く繋がる
では、特定の1人とは、どうやって深密な関係を築いていけばいいのか?
そこで内向型やHSPの強みを活かした戦略として「農耕型アプローチ」というものがあります。

- 農耕型アプローチ
- 相手が興味を持ちそうなトピックを提供することで、相手からのアプローチを待ち、長期的にゆっくりと関係を構築していくスタイル。
- 狩猟型アプローチ
- 短期間で関係を築くために、自分から積極的に相手にアプローチをかけるスタイル。
深く考える内向型やHSPは、相手の仕草や表情から考えていることや、感じていることを読み取る洞察力や共感性に優れていることがわかっています。

そのため、相手の求めているものを把握する力が高いため、農耕型アプローチを取り入れることで、無理に明るく活発な外交的な性格を演じる必要もありません。
また、農耕型アプローチを取り入れることで、自分に興味を持ってくれる人とだけ深く繋がれるため、自分と気が合わない人と無理に繋がり続ける必要もなくなりますよ^^
1対1の深い話で関係を深める
よく、内向型やHSPは1対1の深い関係が得意であると言われますが、その理由は相手から安心感を持ってもらいやすく、相談しやすい相手と認識してもらえるからなんですよね!

そのため、農耕型で相手からアプローチをもらえれば、雑談や世間話よりも、趣味や価値観など、内面的な話に持ち込んでいくことで深い関係に繋がり、そこから人脈を広げることができます。
内向型・HSPが楽になる仕事術
内向型やHSPにとっては人間関係と同じくらい仕事の悩みも多いのではと思います。
- なかなか仕事が覚えられない
- 失敗が怖くて行動できない
- 周りに比べ要領が悪く仕事が遅い
というのも、社会は外向型を理想として評価する傾向が強いため、外向型に合わせた基準で評価されてしまうからです。

だからこそ、内向型の特性を活かす以下の3つを意識していただくことで、効率も上がり、仕事がもっと楽になりますよ!
- やり方よりも意図や理屈を理解する
- 行動より現状把握と分析に重点を置く
- タスクを細分化して1つずつ取り組む
やり方よりも意図や理屈を理解する
私自身がそうですが、内向型やHSPの方に多いのが「仕事が覚えられない」「理解するのに時間がかかる」というお悩みではないでしょうか?
実は内向型やHSPは、外部からの情報を知覚(意図や解釈を付け加える)してから記憶する「合理システム」と呼ばれる情報処理を行っています。

内向型の人が合理システムの活性化レベルが高く、意思決定場面で合理システムを用いる。合理システムは分析的で意識的かつ努力を要するという特徴を持つが、このような分析的で処理速度が遅い情報処理には意識的で能動的な後注意過程(知覚)が関連する
引用:外向型・内向型における注意機能特性と情報処理スタイルの関連性
そのため、「なぜそれをする必要があるのか?」「それをすることにどんな意味があるのか?」という物事の理屈やロジック・原理原則がわからないと納得・理解に至らない性質があります。
逆に、仕事のやり方や進め方など、経験則や感覚値などの表面的なノウハウだけ学んでも、理屈がわからないので、自分の行動に落とし込めないんですよね。

内向型は理論的思考を行うのに対して、外向型は実務的思考を行います。
このような情報処理の性質から、内向型は大器晩成型で、物事の理屈やロジックを理解できると、その後一気に成長することができるんですね!

内向型は行動する前にじっくり観察して戦略を練る。これは『本命に賭ける』あるいは『転ばぬ先の杖』という戦略だ。
引用:スーザン・ケイン 内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える
なので、なかなか覚えられなくて焦るよりも、まずは仕事の意図や理屈に着目すると、その後一気に仕事ができるようになります!
PDCAよりSTPD
また内向型やHSPの人に多い仕事の悩みとして「失敗を恐れて行動に移せない」というのもあると思います。
そもそも内向型やHSPは、刺激に敏感だからこそ、恐怖や罪に対する感受性が高く、失敗やリスクに対しても敏感です。

神経生物学的に見ると内向型人間は「安全追求型」。周囲をよく観察し、行動する前にじっくり観察して戦略を考えてからでないとリスクを伴うことに関わろうとはしません。
とにかく危険を避けようとします……。
引用:内向型人間のための人生戦略大全
そこでおすすめなのが、よく仕事で用いられているPDCAサイクルではなく、STPDサイクルで仕事を進める方法です!

PDCAは行動重視のサイクルですが、STPDは現状分析を重視するサイクルとなります。
そのため、洞察力や分析力が高く、リスクを排除することで安心してから一気に行動に移す内向型やHSPの強みとマッチしており、成果を出しやすくなります!
52/17ルールでシングルタスク
その他にも内向型やHSPの方に多いのが「要領が悪く仕事が遅い」「1つ1つに時間をかけ過ぎてしまう」というお悩みです。
というのも、内向型やHSPの合理システムでは「アセチルコリン」という神経伝達物質が多く使われ、アセチルコリンは、1つのことに長時間集中する能力を高めます。

アセチルコリンは、深く考え、熟考し、1 つのことに長時間集中する能力を高めます。それは「幸福」のヒットを与えることで精神的な集中に報いる。
引用:マーティ・O・レイニー「内向型を強みにする」
このアセチルコリンの働きによって、1つ1つを深く考えてしまい、効率が上がらなくなってしまうんですよね^^;
だからと言って、内向型やHSPがマルチタスクで仕事を同時進行で進めようとすると、刺激過多となり40%も効率が落ちてしまうことが明らかになっています!

そのため、まずはタスクを細分化して、1つずつ時間を決めて取り組んでいく「52/17ルール」がオススメです。

- 「52-17ルール」とは?
- 「52分集中して作業し、17分休憩する」というサイクルを繰り返すことで、生産性を高める時間管理術です。アメリカのDeskTime社が調査した最も生産性の高い人々の勤務パターンから生まれたもので、集中力を維持しやすく、深い集中状態に入りやすいとされています。
52/17ルールで、1つのタスクにかける時間を決めておくことで、深い集中が得意の内向型やHSPの強みを活かした仕事の進め方が行えます。
内向型・HSPの強みを活かしたメンタルケア
最後に内向型やHSPが、日常を穏やかに過ごすためのメンタルケアについてもご紹介したいと思います!
というのも、私自身もずっと以下のような悩みを抱えてきたからです。
- 自分に自信がない(自己肯定感が低い)
- 疲れやすい+疲れが取れない
- 不安になりやすく落ち着かない
だからこそ、以下の3つの意識するようになったことで、今では精神的に安定するようになり、気持ちもすごく楽に生きられるようになりました!
- 自分の向き・不向きを受け入れる
- 8時間以上の睡眠(22時〜6時)
- メモ+ジャーナリングの習慣
自分の向き・不向きを受け入れる
メンタルが安定するようになった1番の要因がこれです!
というのも、それまで「外向的でなければいけない」という固定観念に縛られ、内向的な自分を否定しては、柄にもない自分を演じ続けていました。
しかし、もともと内向的な性格の人間が、無理に外向的な性格を演じることで自己肯定感が下がり、自分に自信を持てなくなることが明らかになっています。

逆に、内向的な性格を受け入れ、自分の向き・不向きを理解して、等身大の自分に合った振る舞いができるようになると、外向型と同レベルの幸福度になることができます。
Lawn氏らの研究チームが発見したことは、研究の被験者のうち自分の内向性に満足している人は「もっと外向的になりたい」と考えている人に比べて「自分は本物である」という感覚が強かったということ。
また、これらの人は外向的な人が経験しているレベルのウェルビーイング(幸福な状態)に近い値を記録していたそうです。
引用:GigaZiNE
自分の自信を回復したい場合や、他人との比較をやめたいと悩んでいる場合は、まず自分の性格や、できること・できないことをしっかり理解して受け入れることで、心の安定がはかれますよ!
8時間以上の睡眠(22時〜6時)
また、内向型やHSPの中には「疲れやすい」「疲れが取れない」というお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
なぜなら、深く思考する内向型やHSPは、外向型に比べて40%も多く脳のエネルギーを消費しているからです。

そのため、当然ですが外向型に比べて回復に時間がかかるので、内向型やHSPの人はロングスリーパーの傾向が高いんですね!

さらに内向型やHSPは「アセチルコリン」と呼ばれる神経物質によってエネルギーを得ており、アセチルコリンは副交感神経が優位になりやすい夜間に分泌量が増える物質です。

なので、できれば1日10時間・少なくても1日8時間の睡眠時間を取ることで「疲れやすさ」や「疲れが取れない」といった悩みが減り、今より楽に生きられますよ!
ワーキングメモリの負荷を減らす
また、内向型やHSPは深く考える分、ワーキングメモリ(短期記憶)に多くの負荷がかかります。

ワーキングメモリに負荷がかかり続けると、情報を上手く整理できなくなり、不安を抱えやすくなってしまう。

そこでオススメなのが、悩みや不安を紙や手帳に書き出すジャーナリングです。

ジャーナリングを行うことで、ワーキングメモリの負荷が減り、不安や悩みを抱えづらくなりますので、明るい未来やポジティブな結果を得られやすくなりますよ!
まとめ
以上が内向型・HSPが今より楽に生きるためのライフハックになります!
また、以下の記事では20の質問から内向型・HSPのあなたに向いてる仕事を診断できる心理テストと、内向型やHSPの強みを活かせる天職についてもご紹介しています!
当メディアが1万人以上の内向型・HSPの方のデータをもとに作成しておりますので、ぜひ1度お試しくださいね!












































