昔から『ご縁を大切にしなさい』と良く言われ、人間関係が広い方が多くのチャンスに恵まれたり、人生が充実したという話を良く聞きますよね。
しかし超ストレス社会の現在では『悩みの原因の9割は人間関係』とも言われ、人間関係が広がるにつれてストレスや疲れを感じることが多くなることも事実。
そこでこの記事では…
- 人間関係の断捨離をしたことで起きた生活の変化
- 人間関係を断捨離することで運気が『上がる人』『下がる人』の違い
- 運気を上げるために残すべき人間関係の5つの整理基準
をご紹介していきます。
人間関係の断捨離で変わった5つのこと
人間関係を断捨離すると付き合う人が変わったり、減ったりするので
『寂しさを感じることはないだろうか…』
『嫌われてしまうんじゃないだろうか…』
『自分が成長できないんじゃないか…』
僕自身、そんな不安に苛まれ、人間関係を断捨離することがなかなかできませんでした。
しかし、1人の人間が使える『時間』『エネルギー』『お金』には限りがあり、人間関係が広がるにつれてこの3つの資源が分散してしまいます。
また、人間関係が広ければ広いほど、自分には本当は必要のない情報までもが入ってきてしまい、どうでもいい情報に踊らされて資源を消費してしまうことも…
その結果、本当に必要な所へ自分の資源を集中させることができなかったり、僕自身、自分の大切な人生を他人に振り回されて生きてきたと思っています。
そんな現状を変えたくて一歩踏み出してみたところ、今では想像以上に『自分らしい人生』を生きれるようになりました。
そこで、まずは僕が人間関係を断捨離して変わった5つのことを詳しく解説していきます。
①人間関係のストレスが7割減った
実は人間は自分でコントロールできない状態に1番ストレスを感じ、自分でコントロールできるようになるとストレスが70%も減ると言われいます。
またストレスの原因は『人間関係』にある約6割の人が答えています。
特にしがらみが強い日本では、人間関係が広がれば広がるほど、しがらみに縛られて身動きが取れなくなってしまうことがよくありますよね。
また僕は内気な性格なので、乗り気がしない誘いや頼まれごとでも断わると嫌われてしまうんじゃないのかという恐怖があり、断ることができませんでした。
さらに断れない・強く言えない性格につけ込まれて、都合の良いように扱われ、搾取されることが多く、人間関係によるストレスは増える一方でした。
しかし人間関係を断捨離してからは『親密な人』『最低限必要な人』以外と関わることがなくなったので、自分でコントロールできる部分が増え、人間関係のストレスもほとんど感じることがなくなりました。
②人生の幸福度が上がった
そもそも、幸福度が高い人は人間関係の量より質を重視して生きていると言われています。
またデキる営業は、お客さんをどんどん減らしていくと言われています。その結果、本当に自分を必要とするお客さんだけが残り、その人達に時間を使えるようになるので、リピーターが増え売り上げも安定するそうです。
これと同じように人間関係を断捨離して『量より質』を重視するようになると『自分が本当に大切にしたいと思う人』『自分にとって本当に必要な人』だけに、自分の大切な資源を使えるようになります。
以前は『この人と付き合いを持っていた方が後のち良いことがあるかも』と思って、無駄に人間関係を広げていた時期がありましたが、その結果、家族の時間が取れず「すれ違い」が起きてしまい、毎日居心地の悪さを感じていました。
しかし、今では本当に大切な家族や友人にだけ時間を使えるようになったので、出会った頃より深い絆や信頼関係が築けるようになり、人生で一番人間関係が充実して幸福度が高いことを実感しています。
収入が3倍上がった
プロのサッカー選手やピアニストを対象にした調査では、1流の中でもさらに1流と呼ばれる人たちに共通していたことは『1人で練習する時間』が最も多いことがわかっています。
またビルゲイツは1週間、誰とも合わず『1人で考える時間』を必ず設けているそうです。
人間関係が広く人付き合いが多いと、それだけ自分の『やりたいこと』や『すべきこと』に時間を使うのが難しくなってしまいますが、本当に成功してる人ほど一人になれる自分の時間を大切にしています。
さらに、ストレスは作業効率を10%低下させると言われています。
僕自身も人間関係を断捨離して自分の時間が増え『一人で考える時間』が持てるようになったことや、ストレスが減り作業効率が上がったことで仕事の成果も上がり、2年で収入が3倍になりました。
自己肯定感が上がった
自己肯定感が高い人は自分の『思っていること・言ってること・やってること』が一致していますが、逆にこの3つが一致していないと、どんどん自分が嫌いになったり信用できなくなり自分の本音が分からなくなるそう。
人間関係が広く多くの人と関わっていると、色んな情報や影響を受けてしまったり、相手に合わせることが多くなって、上の3つを一致させるのが難しくなります。
しかし人間関係を断捨離すると、1人になって『自分と向き合う時間』や『自分でコントロールできる部分』が増えるので、今まで隠れていた自分の本音に気づき、本当の自分を理解できるようになります。
さらに自分自身への理解が深まると、自分の『出来ること』『出来ないこと』がわかるようになるので、人と比べることがなくなり、自己肯定感も上がっていきます。
孤独や寂しさを感じることが減った
人付き合いが多い人ほど孤独や寂しさを感じづらいと思われがちですが、実は人間関係が広がるほど孤立や疎外感を感じやすくなり、孤独や寂しさが強くなると言われています。
僕自身、広く浅い人間関係の中で生きていた時は、周りから浮いて孤立や疎外感をよく感じていましたが、人間関係を断捨離して自分を受け入れてくれる狭く深い人間関係の中で生きるようになってからは、孤独や寂しさを感じることがなくなりました。
このように、人間関係を断捨離したことで、自分の時間・エネルギー・お金を本当に『大切なこと』『必要なこと』に注げるようになったおかげで、ストレスは減り幸福度や収入などが上がって、確実に運気が上がりました。
しかし皆んなが皆んな、人間関係を断捨離して、狭く深い付き合いにすれば、運気が上がるのかというと、実はそうではありません。
そこで次章では、人間関係の断捨離によって運気が『上がる人』『下がる人』の違いをご紹介していきます!
人間関係の断捨離で運気が『上がる人』と『下がる人』のたった1つの違い
実は人間関係を断捨離して、狭く深い付き合いにすることで運気が『上がる人』と『下がる人』が存在します。
その違いとはいったい何なのか?
それが『内向型』『外向型』と呼ばれる生まれ持った気質です。
『内向型』『外向型』とは、心理学者のカール・ユングが提唱したパーソナリティ理論です。
ユングによると人間は『内向型』か『外向型』のどちらか寄りの気質を持って
生まれてくるとされています。
両者の最も大きな違いは刺激に対する感度で、人間は自分に適した刺激環境を無意識に選択し行動に移していると言われています。
そのため内向型は内向型に適した刺激環境で、外向型は外向型に適した刺激環境に身を置くことで、最も幸福度やパフォーマンスが上がってきます。
人間関係の断捨離で運気が上がる人の特徴
では、人間関係を断捨離することで運気が上がる人とはいったいどちらの気質の持ち主なのか?
それは『内向型』と呼ばれる人たちです。
なぜなら内向型は刺激に敏感で、広い人間関係を持つと刺激過多となりストレスを感じ、狭く深い人間関係の中でメンタルを安定させるからです。
また内向型のエネルギーはバッテリーに例えられ、多くの人と関わることでエネルギーが消耗され、1人になることで充電できる。
そのため、内向型には1人の時間が必要不可欠で、1人でいる時が1番パフォーマンスが高いと言われています。
だからこそ内向型は人間関係を断捨離して、余計な刺激を減らしたり、自分の時間を作ることで(スピリチュアル的なことを抜きに)好転反応が起こって、運気が上がってくるんですね!
以下の記事では、あなたが内向型か外向型かを判別する診断テスト(全20問/3択式)をご用意しています。
3分程度で調べられるので、ぜひ1度試してみてくださいね!
人間関係の断捨離で運気が下がる人の特徴
内向型とは逆に外向型は、人間関係を断捨離して付き合う人を減らすと運気が下がってしまいます。
なぜなら外向型は刺激に鈍感で、広い人間関係の中で多くの刺激を受けてこそメンタルが安定し、狭い人間関係の中では刺激が足りず退屈やストレスを感じるからです。
そのため外向型のエネルギーはソーラーパネルに例えられ、多くの人と関わることでエネルギーを発電できるけど、1人ではエネルギーを生み出せません。
なので外向型には広い人間関係が必要で、多くの人と関わっていることでパフォーマンスを高めることができます。
だからこそ外向型は人間関係を断捨離すると、刺激が足りず運気が下がってしまうんですね。
以下の記事では、遺伝子や脳科学的観点から内向型と外向型の違いついて徹底的に解説しています。
それぞれの気質に適した生き方がわかるので、ぜひ1度読んでみてくださいね!
運気を上げるために残すべき人間関係の断捨離の5つの整理基準
これまで述べてきたように、人間関係を断捨離することで運気が上がるのは内向型と呼ばれる人です。
しかし、闇雲に人間関係を断捨離しようとすると、本当は自分にとって『大切な人』『必要な人』かもしれないと思い、なかなか実行できないことがあります。
また刺激に敏感な内向型はリスクや罰に対しても敏感と言われています。
そのため、後悔や罪悪感を感じそうだと思ったら、いくら人間関係を断捨離した方が良いとわかっていても出来ずに終わることもあります。
そこで最後に自分にとって本当に『大切な人』『必要な人』とは、どんな人なのか?という5つの基準をお伝えしていきますね!
なぜ5つの基準なのかと言えば、内向型は人間関係が5人以上になると幸福度が下がるという研究があるからです。
また『身近な5人の収入の平均が自分の収入になる』と言われるように、自分の身近で深く関わる5人というのは、自分の人生に大きく影響します。
そのため、5つの基準に絞って紹介させてもらいますね!
それが以下のタイプの人間です。
- ビルダー:自分の能力や強み見抜き、気づかせ、自分に適した方向を教えてくれる人
- チャンピオン:自分を理解し、全て受け入れてくれる人
- コラボレーター:自分と同じような価値観を持ち、協力してくれる人
- エナジャイザー:一緒にいると元気になって、幸福度を高めてくれる人
- マインドオープナー:知恵や閃きをくれて、アイディアを思いつかせてくれる人
なお5タイプあるからといって、5人揃える必要もありません。
極端な話、1人が全てのタイプに当てはまるなら、その1人がいればあなたの人生は充実し成長することができます。
またリアルな関係の付き合いに限らず、インターネットで知り合った人でも大丈夫です。
例えば、SNSでフォローしている人だったり、ブログやYoutubeでしか見たこのない人でも構いません。
僕の場合、②③④は自分の妻と子供、⑤は親友、①はネット上でしか関わりのない人です。
それ以外の人は、電話番号やLINEを消し、SNSのフォローをやめました。
なので、自分に必要のない情報はタイムラインに表示されなくなったし、誕生日にメッセージきても「ありがとう」と送るだけにしていますし、誘いがあっても「ごめん、無理」とだけ送っています。
そうやって距離を置くようにしていたら、1年も経たず繋がりが切れました。
また仕事の人間関係も同じように、自分にとって本当に『大切なこと』『必要なこと』以外では、自分から話しかけませんし、頼まれても断るようにしています。
それによって相手からは『冷たい奴』って思われるかもしれませんが、相手がこちらをどう評価するかは相手の課題であって、自分の課題ではありません。
何したって、自分を受け入れてくれる人と嫌う人は必ず現れます。
なので相手の課題には踏み込まず、目の前に在る本当に『大切なこと』『必要なこと』に集中して、自分が幸せになることが自分の課題なんですよね。
このように、僕は本当に狭い人間関係の中でしか生きていませんし、実際LINEのトークルームにも妻・親・親友しかいませんし、Twitterも自分からフォローしている人はほとんどいません。
ですが、今が人生で一番充実して幸せを感じられています。
それくらいの人間関係が内向型の僕にはすごく居心地が良いし、ストレスもありません。
なので思い切って人間関係の断捨離を行って本当によかったなって思いますし、この5つ基準を持てば後悔や罪悪感を感じることなく、スムーズに人間関係の断捨離が行えるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!