この記事では、人が怖くて仕事や日常生活で生きづらさを感じている。そんな人に向け克服方法をお伝えしています。
僕自身、昔から自分に自信がなく、周りから「ダメ人間」「落ちこぼれ」と思われていないか常に不安で、常に周りの視線を気にしながら人に怯えて生きてきました。
しかし単にそれは、自分に合わない環境にいただけで、環境を変えたことで自信が戻り、人に恐怖を感じることもなくなりました。
「人が怖いのは、ただ自分が弱いだけ」
そうやって環境を変えずにいると、対人恐怖が強まり、回避性人格障害に発展することもあるので、ぜひ最後まで読んで自分に適した環境を知っていってくださいね!
自分に自信が持てなくなる原因と対処法
人間は、自分の「思ってること・言ってること・やってること」が一致することで、自分のことを信用できるようになります。
逆に、この3つが一致しないと、自分のことを信じられなくなり、どんどん自信を失ってしまう。
では、なぜこの3つのが一致しなくなってしまうのか?
それは、社会が外的適応ばかりを重視しているからです!
【外的適応とは?】
家庭・社会・職場など、社会からの期待や要求に応じて自分を変化させ、他者から受容されることによって、精神的な安定をはかる。
【内的適応とは?】
自分の心・気持ちなど、内面からの期待や要求に応えることで幸福感や満足感を味わい、自己受容により精神的な安定をはかる。
実は人間には「外的適応」によってメンタルが安定する人と「内的適応」によってメンタルが安定する人がいます。
しかし現在の競争社会では、社会からの期待や要求が強く、学歴や年収、能力などの外的適応ばかりを重視します。
そのため「内的適応」が必要な人にとっては、メンタルが不安定になりやすく、自分に自信を持つことが難しくなってしまいます。
人が怖くなる原因
では「内的適応」が必要な人とは?
それが「内向型」と呼ばれるパーソナリティーの持ち主です!
心理学者のカール・ユングが唱えたパーソナリティ。
【内向型】
意識が自分の内面に向かう人
【外向型】
意識が自分の外界に向かう人
ユングによれば人間は「内向型」と「外向型」のどちらか寄りの気質を持って生まれてくるとされています。
内向型は、刺激に対する感度が高く「刺激に敏感」という特徴を備えています。
そのため、外部からの強い刺激を抑えるために、自分の内面に意識が向います。
なので、自分の気質に背いて、無理に外部に意識を向け「外的適応」ばかりを重視すると「回避性パーソナリティ障害」になる恐れがあるんです。
だからこそ「人が怖いのは自分が弱いから」と、自分を責めるのではなく、自分に適した刺激の弱い環境に身を移すが大切です。
☞内向型の生き方戦略!適した人生を送るためのライフハック10選!
人が怖くて仕事に行けず働けない状態から回復した3つの方法
実は僕自身、95%以上と診断されるほどの内向型です。
しかし以前は、外的適応ばかりを重視していたため、人のことが怖くなり、仕事に行けなかったり、働けない時期がありました。
またその時期は、周りからの全ての視線が怖くて、外に出ることもできず、3ヶ月ほど引きこもっていました。
では、そんな状態からどうやって回復できたのか?
その方法というのが「自己理解」です!
自己理解によって自分の心の声に耳を傾け
「自分は何を大切にしたいのか?」
「どういった人生を生きたいのか?」
という、自分の内面からの期待や要求を明確にしてあげました。
そして、自分の内的欲求に従って生きることで、自分の「思ってること・やってること・言ってること」が一致して、自信を回復することができました!
☞15の質問で内的欲求を明確化する!コア・パーソナル・プロジェクト
そこで最後に、内向型が共通して持っている内的欲求をお伝えしますね!
それが以下の3つです!
人間関係は狭く深く
内向型は、多くの人と積極的に関わることより、少数の人と深く繋がることを望んでいます。
なぜなら刺激に敏感な内向型は、人と関わることで受ける刺激がストレスに結びつきやすいからです!
- 内向的な人は、他者との相互作用がストレスへと結びつきやすい
- 内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
☞【割り切る方法】周りに馴染めなくても気にしない人の3つの特徴
1人の時間を多く持つ
また内向型は、1人の時間を多く持つことで、メンタルを安定させることができます。
刺激に敏感な内向型のエネルギーはバッテリー型と言われ、外部からの刺激を遮断することで、はじめた充電することができます!
内向型は1人になることでエネルギーを充電し、外向型は十分に社会で活動しないと充電が必要になる。
引用:スーザン・ケイン「内向型人間のすごい力」
なので内向型は、基本的に1人を好み、1人の時間を多く取ることで、メンタルが安定します。
1人で進められる仕事に就く
さらに1人を好む内向型は、周りと協力して取り組む仕事よりも、1人で進める仕事の方がパフォーマンスを発揮しやすく、k望んでいます。
これは内向型のエネルギー源が「アセチルコリン」という神経物質だからです!
内向型は神経伝達物質であるアセチルコリンが分泌されることでエネルギーが回復します。
アセチルコリンは、長い間、1 つのことに集中し、深く考えたり、内省したりできるときに分泌し、気分を良くします。
だからこそ、彼らは一人で仕事をしたり、問題を分析したり、本や映画に飛び込んだりするのが好きです。
そのため内向型は、1人で集中したり、没頭できる仕事をしたいという欲求が強く、そういった仕事に取り組むことで優れた能力を発揮します!
僕自身も、この3つの欲求に応え「内的適応」を重視するようになってから、自信を取り戻し、人を恐ることもなくなりました。
そもそも人間には、自分に適した生き方があり、それに従って生きることが自然な生き方なんですよね!
しかし現代社会は、外的適応ばかりを重視して、周りの期待や要求に応えることを強く求めてきます。
内向型を提唱した心理学者のユングは、「外的適応」重視の社会を批判しています。
現代社会は外向型を好み「社交性に富む」「適応がいい」など、肯定的に評価します。
これに対して内向型は「自己中心的」「不適応者」など、否定的に評価します。
だからこそ内向型は、無意識に自分に合わない生き方をしてしまい、その結果、自信が持ちづらい傾向にあります。
しかし、社会の価値基準に流されず、自分の価値基準を大切にして生きるようになると、自然と特徴や強みを活かして優れた状態に進化できます!
そのための情報も、たくさん共有していますので、ぜひ他の記事も見てみてくださいね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!