「他人に興味がない」
僕はこれを自分の欠点だと
ずっと思って生きてきました。
なぜなら、日本では
「他人に合わせられる人」が
昔から評価されているからです。

そのため
以下のような特徴を持つ僕は
自分のことしか考えられない劣った人間
だと思うようになってしまいました
だからこそ、無理して自分を装い
他人に興味があるフリをして
これまで生きてきました。
興味がないことを
相手に悟られないように
愛想笑いをしたり
話を広げようと質問を繰り返したり。
しかし嘘の自分を演じていると
人と関わることが疲れるようになり
どんどん辛くなってしまうんですよね^^;
でも実は、他人に興味がないことは
努力が足りないのではなく
自分の生まれ持った気質が関係している
ということを知りました。
その結果、無理に自分を装うことを辞め
他人に興味を持てないことを
個性の1つだと思えるようになったんです^ ^
そして、開き直れたことで
他人に興味がないことで生まれる
大きなメリットにも気づくことができました
さらに、成功者と呼ばれる人も
このメリットを活かしているから
成功できたというデータもあります。
実際、僕自身もこのメリットに
気づいてからは
何をやっても成果を出せるようになりました。
そこで今回は
他人に興味がない原因と
他人に興味がないことで生まれる
メリットの活かし方について
詳しく解説していきます^ ^
目次
他人に興味がない人の心理的原因
僕たちは幼い頃から
他人に興味を持ち
助け合える人間になるよう
教育されてきました。
しかし、全員が同じ
教育を受けているのに
なぜ、他人への関心が高い人と
低い人に別れてしまうのか?
それは、生まれ持った気質が
大きく関係していて
気質は後天的に変えられないからです。
実は、他人に興味を持てない人は
内向型という気質を持っている
可能性が非常に高いです。
他人に興味がない原因と気質の関係性
内向型とは
心理学者のカール・ユングが唱えた
人間のパーソナリティーの1つです。
ユングによると人間は
[内向型]か[外向型]の
どちらか寄りの気質を持って
生まれてくるとされています。

そして、内向型は
自分の内側に意識が向きやすい
という特徴を持っています。

なぜ、このような特徴があるのか?
それは、内向型は
刺激に敏感な体質を持ち
内部刺激などの弱い刺激によって
脳が活性化するからです。
内部刺激とは
思考・ヒラメキ・好奇心・探究心など
自分の内側から生まれる刺激のことです。

この内部刺激によって
エネルギーを得たり
モチベーションが湧くため
意識が自分の内側に
向きやすいんですね^ ^
逆に、人から称賛や報酬を得たり
会って話したり笑ったりするような
外部刺激を強い刺激に感じやすく
ストレスになりやすい傾向があります。
他人に興味がない人の脳と意識の特徴
ではなぜ内向型は
内部刺激によって
脳が活性化するのでしょうか?
それは、刺激を受けた時に
脳内に伝達する神経物質が
外向型とは異なるからです。

外向型の場合、刺激を受けると
ドーパミンという神経伝達物質を
脳内に発生させます。
ドーパミンは報酬系物質で
脳内麻薬と呼ばれるほど
強い物質です。
さらにドーパミンは
刺激が強ければ強いほど発生し
それに伴い脳を活性化させ
興奮状態を引き起こす。
例えば、大勢が集まる場所や
激しいスポーツ
ジェットコースターなど
つまり、ドーパミンを脳内伝達物質として
多く利用している外向型は
強い刺激を受ければ受けるほど
脳が活性化し、快感を感じます。
だから、強い刺激を求めて
外界に意識が向きやすく
自分の周りに興味が湧きやすいんですね。
一方内向型は、刺激を受けると
アセチルコリンという神経伝達物質を
脳内に発生させます。
アセチルコリンは
副交感神経に働きかけ
リラックス状態を誘発します。
そのため、強い刺激をストレスに感じ
弱い刺激によって快感を感じます。
だから、弱い刺激を求めて
内界に意識が向きやすく
1人静かな場所で考え事をしたり
読書や映画を見てことを好みます。

このように、内向型と外向型では
意識の向ける方向に違いがあるため
内向型は他人に興味がないと
思われてしまいやすいんですよね^^;
内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
下の記事では
内向型の特徴や強みに関して
徹底的に解説しています。
自分の気質を知り
向き・不向きを理解することで
無駄に自分を責めることがなくなり
自分を肯定できるようになるので
自分を認められず
生きづらさを感じる人は
ぜひ1度読んでみてください^ ^
しかし、今の社会は残念なことに
外向型を基準とした考え方が
広く根付いています。
なぜなら
世の中の7割は外向型人間
だと言われているからです。
集団的に理想の人格だとみなされている外向型の人物に対する魅力は、評定者の向性の特性を問わず圧倒的に強いことが分かっている。
そのため、僕たち内向型は
社会から理解されづらく
無理に外向型基準の価値観に
合わせた生き方をしなければ
ならない現状があるんですよね^^;
しかし、内向型が無理に
外向型を装うとすると
かえってストレスが増えてしまうため
内向型の自分に適した生き方を
選択していくことがとても大切です。
実験の被験者は「一週間にわたって毎日外向的に振る舞うように」と指示されたところ、外向的であることには全体的に「ポジティブな感情が生まれた」「自分が外向的であると感じた」という報告があったとのこと。
一方で、この研究において「より内向的」とされた被験者は、ポジティブな感情があまり増加せず、ネガティブな感情や疲れが増すと共に、「本物の感情」が減少したといいます。
研究者は自分の性格以外の性格を演じることのコストと、特定の性格を演じるよう命令されることのコストを強調しています。
引用:GigaZiNE
では、内向型に適した生き方とは?
この場合においては
他人に興味がないことで生まれる
メリット・デメリットを理解し
メリットを活かして
自分の可能性を広げることです。
他人に興味がないことで生まれるメリット・デメリット
先述したように、社会は
外向型を基準としているため
多くの人は
他人に興味がないことを
悪いことだと考えています。
しかし、他人に興味がないからこそ
生まれる長所もしっかりとあります。
他人に興味がないことで生まれる長所
他人に興味がないことで
生まれるメリットとは
いったい何なのか?
それは、他人に興味がないからこそ
問題に対して人に頼らず
自分の力で解決しようとする
自己解決能力が高いということです。
そして、自己解決能力が高ければ
複雑な問題に対しても
粘り強く取り組むことができるんですね^ ^
ある実験では、心理学者が50人の被験者に難しいジグソーパズルを与えたところ、外向型は内向型よりも途中であきらめる確率が高かった。
また、リチャード・ハワード教授が内向型と外向型の人たちに複雑な迷路の問題をやらせたところ
内向型の方が正解率が高く、実際に解答用紙に書き始める前に時間をかけて考えることがわかった。
内向型は外向型よりも注意深く考える。
外向型はより安直なやり方で問題解決を図り、正確さは2の次なので
作業が進むほど問題が増え、問題が難しくて自分の手には負えないと挫折感を抱くと
すべてを投げ出してしまう傾向がある。
内向型は行動する前に考えて、情報を綿密に消化し
時間をかけて問題解決に取り組み
簡単にはあきらめず、より正確に作業する。
また、問題に対して自分の力で
解決しようとすることは
変に他人に期待することなく
嫌なことがあっても
表面上に表さず
自己完結させます。
他人へ期待することは
いいことだと思うかもしれませんが
誰かに期待するということは
期待された人は期待に応えようと
自分らしさを押し殺してしまう
ことに繋がりますよね。
さらに、期待しなければ
他人が自分の理想通りの
ことをしなくても
ネガティブな感情が生まれません。
そのため、他人に対して
怒ることはなくなり
優しい人と印象を持たれることも多いはず。
また、他人に対して
余計な束縛や干渉をせず
ウザがられる心配がありません。
他人に興味がないことで生まれる短所
他人に興味がない人は
内部刺激によって快感を得るため
一人で考えごとをしていたり
自分の興味関心ごとに
没頭することを好みます。
また、外部刺激を必要としないため
人から褒められるために何かをする
ということに興味が湧きません。
そのため
会話や雑談が苦手だったり
物事に取り組む時は
マイペースに進めたいと考えています。
その結果、人間関係を
上手に築くことができずに
孤独になりやすかったり
周りから自己中と
思われてしまうことがあります。
このように
他人に興味がないということで
様々なメリットデメリットが生まれます。
しかし実は
他人に興味がない人の方が
仕事やビジネスで成功しやすい
と言われているんです^ ^
他人に興味がない人の方が成功しやすい3つの理由
世間では、人に興味を持たないことは
悪いことと思われがちですが
決してそんなことはありません。
その証拠に、成功者の多くは
他人に興味なんて持っていません。
米誌「サイコロジカル・サイエンス」に先月掲載された調査によると、自身をアッパークラスに属していると考える人々は、資産が少ない人に比べ、周囲の人に意識が向いていないことが明らかになった。
研究者たちは特権的ポジションを通じて形成された、“認識や注意に関する自然発生的なプロセス”により、金持ちが他人を“スルーする”傾向があると分析する。
なぜ、成功者は
他人に興味がないのか?
それは、自分の時間を1番大切にしているからです。
なぜなら、良いアイディアは
1人で考えている時にこそ生まれるもの
そして、1人の時間こそが
もっとも成長できることを
知っているからです。
毎年ビル・ゲイツは1週間の「考える週」を実行しています。
この間、社員や友人、さらには家族であっても、彼と連絡を取ることは禁止されています。
Microsoft社で生まれた最も重要なイノベーションは、この期間中に生まれたアイデアをベースにしています。
ひとりでいるときだけ集中的実践が可能になり、それこそが多くの分野において驚異的な成果をもたらす鍵なのだ
集中的実践がひとりでやってこそ効果があるのには、いくつか理由がある。
極度の集中を必要とするので、他人の存在は気を散らすもとになりうる。
ひとりでいる時だけに、あなたは「自分にとってやりがいのある事柄」にまともに向き合える。
このように、成功者は
他人に興味がないことを
悪いことだとは考えず
むしろ
自己投資に欠かせないもの
だと捉えています。
また内向型は、多くの人から
干渉されることをストレスに感じ
深く親密な関係を持った人が
1人2人いれば
精神的に安定して生きていけます。
- サポート・ネットワークが大きく、その中の友人からサポートを多く受容しているときには、内向的な人ほど精神的不健康の程度が高まる
- 内向的な人は,他者との相互作用がストレスへと結びつきやすいために過剰なサポートを受けることは,むしろ精神的不健康を高めてしまうと考えられる。
- 内向的な人であっても,小さなサポート・ネットワークを持ち,特定の親密な他者からサポートを受容することで,他者との相互作用によって覚醒水準が増加することやサポートを受けることで精神的不健康が高まることを防ぐことができると考えられる。
このように
生まれつきの体質によって
他人に興味が湧かない
人間がいるにも関わらず
他人に興味を持てという言葉は
ただの価値観の押し付けであり
同調圧力です。
僕自身
仕事や人生で1番大切なのは
人間関係だと思っていましたが
決してそうではなかった。
実際は、人間関係が
増えれば増えるほど
人から干渉されることが多くなり
自分の考え・時間・ペースを保てなくなる。
また、周りから自分が
「どう思われているのか?」
が気になることが多くなり
自分らしく生きることが難しくなった。
その結果
周りに合わせた生き方になって
自分が本当に大切なこと
やりたいことが
わからなくなってしまいました。
つまり、自分のことなのに
「周りがそうだから」という理由だけで
物事を決めてしまっていたのです。
だからこそ
自分が進むべき道を見失い
成功から離れていってしまった。
大切なのは
他人に興味がないからこそ生まれる
自分だけの考えや時間を大切にして
自分だけの道を切り開くことです。
なぜなら、あなたの人生だからです。
あなたの人生は
あなたが思うように進んでいけばいい。
自分だけの道が見つかれば
目の前のことに没頭し
他人に興味をもつ余裕なんてなくなります
だからこそ思うのが
他人に興味を持てという人は
まず自分に興味を持った方がいいということ
無理に他人に興味を持って
人生の時間を無駄にするより
あなたらしい道を見つけて
人生を楽しんでください!!
では、どのようにして
自分らしい道を
切り開くことができるのか?
実は自分らしさとは
以下の3つが重なる部分にあります。

以下の記事では
これら3つを明確にするための
20の質問をご用意しています。
周りに振り回されず
自分軸で生きたいという方は
ぜひ1度、取り組んでみてくださいね^ ^
また、以下の記事では
人と関わらずできる仕事を
紹介しています。
なるべく人と関わらず
自分の道を切り開いていきたい
という方は
ぜひ1度読んでみてくださいね^^
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