内向的で自分から話すのが苦手だと、孤独感や疎外感に襲われて
『自分は周りから嫌われているのかな?』って不安になることがありますよね。
そこでこの記事では、内向的な人に向け以下の内容をお届けします。
- 内向的な人ほど周りから嫌われるのが怖くなる3つの理由
- 内向的な人ほど『嫌われる勇気』を持つと人生上手くいく3つ理由
- 内向的な人が『嫌われる勇気』を持つための3ステップ
僕自身『嫌われる勇気』を持つようになってからは、他人の評価を気にしなくなりました。
その結果、不安や孤独に苛まれることもなく、自分らしい生き方ができるようになったんですよね!
そこで、内向的な人ほど『嫌われる勇気』を持つと人生が上手くいく理由と
『嫌われる勇気』の身につけ方について、詳しく解説していきます。
内向的な人ほど『嫌われるのが怖くなる』3つの理由
僕は昔から内向的で、自己主張や自分から話すのがすごく苦手なため…
『つまらない人間』
『何考えてるかわからない』
と周りから嫌われてるんじゃないかって、いつも不安でした。
その結果、人から嫌われることが怖くなって
常に他人の顔色を伺うようになったり…
周りの期待に応えるために自分を装うようになったり…
実は僕のように、内向的な人ほど嫌われるのが怖くなる傾向が高いと言われています。
そこで内向的な人ほど『嫌われるのが怖くなる理由』についてお伝えしていきます。
①自分の性格に自信がない
実は内向的な人の実に53%が自分に自信を持てず『嫌われているかもしれない』と思いがちなんですよね。
なぜなら、社会の中では外向的な人ほど理想とされているからです。
そのため、学校教育においても生徒を外向的にしようと育成しています。
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その結果、内向的な人ほど自分の性格に自信がなく『周りから嫌われてるかも』という不安を抱えてしまいます。
②確証バイアスにかかりやすい
人間には確証バイアスと呼ばれるものがあります。
自分の思い込みや願望を強化する情報ばかりに意識が向き、そうでない情報を軽視する傾向のこと
そのため『自分は嫌われているかも』と思っている時ほど、周りの些細な言動を気にしてしまい
『やっぱり自分は嫌われている』という思い込みを強化してしまいます。
その結果、余計に自分が傷つかないよう無意識に『心の壁』を作って
自分から人間関係に距離を置いてしまうようになってしまいます。
③承認欲求が強まる
さらに人間は、自分に自信がない時ほど『他人から評価』によって自信をつけようとします。
なぜなら人間には『承認欲求』と呼ばれる根源的な欲求が備わっているからです。
そしてこの『承認欲求』には以下の2種類があると言われています。
- 低次の承認欲求:他人から評価されることで欲求が満たされる
- 高次の承認欲求:自分で自分を認めることで欲求が満たされる
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自分に自信を持っている時ほど、自分自身に期待します。
そして、自分の期待に答えられているかを自分自身で評価します。
逆に、自分に自信がない時ほど他人の期待に答えようとします。
そして、他人から評価されることで自分に自信をつけようとします。
なぜなら、自信がない状態とは『自分を信じられていない状態』だからです。
そのため、自分の評価ではなく他人の評価や基準を信じるようになってしまうんですよね。
その結果『周りから嫌われる=自分が評価されない』となり
嫌われることが余計に怖くなってしまうんですよね。
このように、内向的な人の半数以上が自分に自信を持てず、自分に自信がない状態では、どんどん嫌われることが怖くなってしまいます。
だからこそ内向的な人にほど『嫌われる勇気』が必要なんですよね。
内向的な人ほど『嫌われる勇気』を持つと成功する3つの理由
『嫌われる勇気』は2013年の発売以降、世界累計485万部の大ヒットを記録し、2021年現在もなお売れ続けているロングセラー。
この本を一言で表すなら
『他人の課題と自分の課題を分離する』ということです。
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他人が自分をどのように評価するかは他人の課題であって、自分にはコントロールできない部分なんですよね。
それよりも『自分がコントロールできる部分』に集中した方が人生は上手くいくというのがこの本の教えです。
ではなぜ内向的な人ほど、この『嫌われる勇気』を持った方が人生が上手くいくのか?という3つの理由について解説していきます。
①内向的な人ほど『自己受容』が幸福の鍵
先に述べたように、社会が外向的な人を理想とするため、内向的な人ほど外向的になろうと『嘘の自分』を装いがちです。
しかし『内向的⇄外向的』というパーソナリティは、生まれ持った遺伝子によってある程度決まってくるとされています。
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この考えは、心理学者のカール・ユングによって提唱され、今でも深く浸透した考えとなっています。
そのため、生まれ持った気質に反した性格を装って、内向的な人が外向的になろうとすると却って…
- ネガティブな感情が増す
- 素直な感情が減る
- 自信が損なわれる
ということが、わかっています。
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逆に自分の内向的な性格を受け入れ、自分を貫いている人ほど、幸福度が高かったそう。
なので内向的な人ほど『嫌われる勇気』を持ち、社会の期待や周りに合わせて無理に自分を変えない方が上手くいく。
②内向的な人ほど『狭く深い関係』に適している
『嫌われるのが怖い』と思ってる時ほど、誰にでも良い顔しなきゃと八方美人になりがちです。
ですが内向的な人ほど、人と関わることにストレスを抱えやすいと言われています。
なぜなら『DRD4(ドーパミン受容体)』遺伝子が短く、刺激の許容量が少ないからです。
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そのため刺激に敏感で、多くの人と関わることで精神が不安的になりやすく
逆に狭く深い関係を持つことで精神が安定します。
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嫌われることを恐れて八方美人でいると、誰からも嫌われずに浅く広い関係は築けます。
しかし、内向的な人にとってその状態は、却ってストレスになってしまうんですよね。
だからこそ、内向的な人ほど『嫌われる勇気』を持ち、本当に信頼し合える人とだけいた方が人生上手くいきます。
③内向的な人ほど『他者志向型ギバー 』になれる
さらに、嫌われないように誰に対しても良い人でいようとすると、人からの誘いや頼まれごとを断れなくなってしまいますよね。
すると、それをいいことに都合よく利用したり搾取しようとする人が現れます。
なぜなら、この世界には『テイカー』と呼ばれる人たちがいるからです。
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また『ギバー(与える人)』と呼ばれる人にも、以下の2タイプがいると言われています。
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- 他者志向型:WIN-WINな関係を築く
- 自己犠牲型:良い人で利用され搾取され続ける
※他者志向型ギバーはもっとも成功しやすく、自己犠牲型ギバーはもっとも失敗しやすい。
そして嫌われないよう良い人になろうとする人ほど、自己犠牲型ギバーになりやすく、テイカーに狙われやすい。
逆に『嫌われる勇気』を持った内向的な人ほど、他者志向型ギバーになりやすく、成功しやすいんですね。
このように内向的な人ほど『嫌われる勇気』を持てば持つほど、幸福度が高まり人生が成功しやすくなります。
『嫌われる勇気』を持つための3ステップ
ここまで、内向的な人ほど『嫌われることが怖くなる』ということ。
そして『嫌われる勇気』を持つほど、人生が上手くいくようになることをお伝えしてきました。
ここからは肝心の『嫌われる勇気』を持つための方法について解説していきます。
先に述べたように嫌われる勇気とは『他人と自分の課題を分離』することです。
ではどうすれば『他人と自分の課題を分離』できるようになるのか?
そのために必要なのが以下の3ステップです。
- 自分を理解する
- 自分を受け入れる
- 課題を分離する
1つずつ解説していきますね!
①自分を理解する
まず『嫌われる勇気』を持つために1番重要なのは『自分を理解する』ということです。
なぜなら『他人と自分の課題を分離する』ためには『他人と自分を区別して考えられるようになる』必要があるからです。
と言うのも『嫌われるのが怖い』というのは、他人の評価を気にしている状態ですよね。
そして他人の評価を気にするということは、アイデンティティが確立されていないからです。
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実は人間はアイデンティティが確立されると
『自分が何に価値を感じ』
『何をすることが好きで』
『どんなことが得意か』
という、自分の基準で幸せを感じることができるようになります。
そのため自分と他人では『考え方』や『個性』『向き』『不向き』も異なるので
全く違う人生を歩んでいると区別して捉えられるようになる。
アイデンティティーとは心理学や社会学において、ある者が何者であるかについて他の者から区別する概念、信念および表現をいう。
引用:看護roo!
逆にアイデンティティが確立されていないと『自分の基準』がありません。
なので他人や社会の基準に自分を合わせて、自分の幸せを測ろうとします。
その結果、自分と他人の人生を混合して考えてしまい『他人に嫌われたら人生終わる』と思ってしまう。
だからこそ『嫌われる勇気』を持つためには、まずアイデンティティを確立させることが重要で
アイデンティティを確立させるためには、まず『自分を理解する』ことが欠かせないんですね!
では、自分を理解するためにはどうすればいいのか?
以下の記事では、内向的な人の脳の特徴から、思考・行動・性格の特性まで、徹底的に解説しています。
自分の『考え方』や『個性』『向き・不向き』を見つけるために、必ず役に立ちますので、ぜひ1度ご覧くださいね!
②自分を受け入れる
自分とアイデンティティを確立するために、次に欠かせないことが『自己受容』です。
自己受容とは、自分の良い部分も悪い部分も含め『ありのままの自分』を受け入れ認めること。
そして自己受容ができると『ありのままの相手』も受け入れられるようになります。
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例えば『好き嫌いが激しい自分』を受け入れれば『好き嫌いが激しい相手』のことも許せますよね。
このように自己受容は他者受容に繋がり、他者受容できると自分を嫌いになる相手に対しても
『価値観が違うだけ』
『相性が合わないだけ』
と相手の考えを尊重できるようになるので、相手に執着することがなくなります。
その結果『嫌われること』が怖くなくなりますし、他人と自分を分けて考えられるようにもなります。
ではどのようにすれば『自己受容』ができるのか?
自己受容に大切なことは自分の『価値観・信念』を明確化させることです。
なぜなら人間は自分の『価値観・信念』にそった能力・行動・環境を身につけていくからです。
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そのため自分がどんな『価値観・信念』を持っているのか?
なぜその『価値観・信念』を持つようになったのか?
を明確化させることで『ありのままの自分』を認識し受け入れることができるようになるんですね。
そこで以下の記事では自分の『価値観・信念』と
それが形成されるようになった過去の出来事を明確化するための20の質問を用意しています。
ぜひ時間をとって試してみてくださいね!
課題を分離をする
自分を理解し自己受容できるようになると、自分と相手を切り離して考えることができるようになります。
この状態になって初めて『課題の分離』が行えるようになるんですね。
そして『課題の分離』で1番重要なことは、相手の課題に踏み込まず自分の課題に集中することです。
『自分の課題』とは、自分がコントロールできる部分。
つまり、誰(何)に自分の資源を使うか?ということです。
ここで言う資源とは『時間』『エネルギー』『お金』のこと。
これらを自分の基準で考え決断できるようになると、自分の課題に集中することができます。
そして、それを可能にするのが自分の『アイデンティティ』なんですね。
またアイデンティティが確立されれば、主体的に人生を歩むようになり、他人に依存することがなくなります。
その結果、他人からの評価は気にならなくなり、嫌われることが怖くなくなるわけですね!
それを表したのが以下の『7つの習慣』です。
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このように『自己理解』や『自己受容』を通してアイデンティティを確立すると、自分と他者を切り離して考えられる。
さらに自分と他者を切り離して考えると、自分の課題に集中できるので、人生がどんどん上手くいくようになります!
そのためにもぜひ『自己理解』と『自己受容』に取り組んでみてくださいね!