「無意識に人を見下してしまう」
「指摘やイジりを受け入れられない」
そんなプライドが高い自分が大嫌いで
いつも治したいと思って生きてました。
しかしプライドが高くなる原因は
自分の内側ではなく外側にあると気づき
無理に自分を変えることなく
無駄なプライドを捨てることができました!
そこで!プライドが高くなる原因と
無駄なプライドを捨て本来の自分に
戻る方法をお伝えしていきます!
プライドが高くなる原因とプライドの5つのレベル
そもそも「プライドが高い」とは、どういう状態!?
実はプライド(pride)とは、フランス語の「勇敢な(prud)」が語源にあるそうです。
しかし、これをイギリス人が「傲慢な」と英訳したことで、現在のような意味を持つようになったと言われています!
そこで「傲慢」の意味を調べてみると、以下のような意味を持っていました。
思い上がり・他人に対してあなどり、見下すような態度で接する様子
引用:Weblio国語辞典
ではなぜ、自分を他人を比べ、優劣や見下す態度を取ってしまうのか?
その原因は「社会の価値基準(他人軸)」に従って生きているからなんですよね。
以前の僕がまさにそうでした^^;
社会の価値基準に従って生きてるからこそ「自分がどうしたいか?」よりも「他人にどう思われるか?」ばかりが気になってしまう。
その結果、周りから評価される人間であろうとして、理想が高くなったり、自分を大きく見せたりして、プライドが高くなってしまいます!
また、周りから評価される人間であろうとするからこそ、相対的幸福を重視した生き方になって、人と比べてしまいます。
【相対的幸福】
他人と比較して感じられる幸せ
【絶対的幸福】
自分の基準で感じられる幸せ
ですが、そもそも「社会の価値基準」で生きるようになってしまった原因は、自分ではなく今の日本社会にあるんですよね…。
そこで!社会の価値基準に従うようになった原因。
また、その結果、心理的に引き起こる変化やリスクを、以下の4つのレベルでお伝えしていきます!
LEVEL1:劣等感やコンプレックスを抱える
そもそも、なぜ「社会の価値基準」に従って生きるようになってしまったのか?
それは、僕たちが幼い頃から「他人の期待や要求に答え、周りに合わせる生き方」を教えられてきているからです!
特に日本は、欧米のように多民族国家の個人主義社会ではなく、昔から単一民族の集団主義社会です。
そのため「個人の自由」より「集団の和」を尊重し、波風立てず周りに合わせる人を高く評価します。
逆に周りに合わせられない人は「はみ出し者」のレッテルを貼られ、排除されてしまいます。
だからこそ「社会の価値基準」を重視して、他人軸の人生にならざるを得ないんですよね^^;
日本人は「他人が自分の行動を批判するということを強く意識する」
『何が「正しい」行動なのかの判断は、常に社会関係の中でとらえられ「世間」によって決められる』と考えている
また、集団主義で画一的教育の日本では、横並び意識が強いからこそ、自分と周りを比べ劣っている部分に劣等感やコンプレックスを抱きやすい。
特に競争が激化した現代では、社会が求める基準はどんどん高まっています。
そのため、競争社会に突入後の日本では、自分に自信を持てない人が増え続けているんですよね^^;
LEVEL2:完璧主義やプライドが高くなる
また劣等感やコンプレックスを抱えるようになると、プライドが高くなってしまいます。
なぜなら、人間には「承認欲求」と呼ばれる、周りから認められたいという欲求が備わっているからです。
この欲求があるからこそ、自分の欠点を隠そうと偽の自分を演じたり、自分を大きく見せようとしちゃうんですよね^^;
その結果、完璧主義になったり、自分の理想が高くなってしまいます。
また、自分の欠点を隠そうとするからこそ、そこを指摘やイジられると、必要以上に気になってムキになることもあります。
だから「プライドが高いよな」って、自分でも感じちゃうんですよね^^;
LEVEL3:人から嫌われることが怖くなる
さらにプライドが高くなればなるほど、周りから認められることが難しくなり、承認欲求がどんどん強くなっていきます。
その結果、周りから嫌われたり、評価が下がってしまうことを過剰に恐れるようになって…
- 積極的な行動ができなくなる
- 八方美人で誰に対しても気を使う
- 自分が嫌なことでも断れない
といったように益々、他人優先の生き方になってしまう。
そうなると「自分で物事の判断ができない」「他人からの指示や許可がないと動けない」といったように、優柔不断な性格になっていきます。
LEVEL4:メンタルが弱くなって、精神が病む
そして、自分の気持ちを押さえ込み、他人優先の生き方が続くと、自己肯定感がどんどん下がってしまいます。
なぜなら人間は、自分の「思ってる事・言ってる事・やってる事」の3つが一致しないと、どんどん自分を信じられなくなって嫌いになっていくからです。
また、自分が自分を嫌いになるからこそ、人と接するのが怖くなって、うつ病や回避性人格障害になってしまうんですよね^^;
うつ病の人は、みっともない姿をさらしたくない気持ちが強いため、人前に立つとかえって緊張して手や声が震える対人恐怖の傾向が。
また、周囲に気づかい過ぎ、自分の気持ちを抑え込んでも他人に合わせようとする特徴もあります。
引用:fuanclinic
特に競争社会に突入後は、社会から求められる期待や要求が強まったことで、うつ病になってしまう人が増え続けています。
このように、プライドが高くなる原因は「日本の文化」や「社会的変化」が大きく関わっているんですね!
LEVEL0:プライドが高くなりやすい人の特徴
これまでは社会的要因の側面から、プライドが高くなる原因についてお伝えしてきました!
ですが、同じ社会・同じ教育を受けてきたのに、プライドが「高い人」「低い人」がいるのはなぜでしょう?
実はその違いは、生まれ持ったパーソナリティに大きく関係しています!
それが「内向型」と「外向型」という2つのパーソナリティです!
「内向型」「外向型」とは、心理学者のカール・ユングが唱えた性格類型。
【内向型】
意識が自分の内面に向かう人
【外向型】
意識が自分の外界に向かう人
ユングによると、人間は「内向型」と「外向型」のどちらか寄りの気質を持って生まれてくるとされています。
そして、内向型は以下の3つの特徴があるため、プライドが高くなりやすいと言われています。
- 自己否定しやすい
- 競争社会が苦手
- 周りの影響を受けやすい
特徴❶:自己否定しやすい
内向型は、自己否定しやすく、劣等感やコンプレックスを抱きやすい特徴があります。
内向性被験者は、外向性被験者に比べて、自己を否定的に評価している。
なぜ内向型は、自己否定しやすいのか?
それは「社会が外向型を理想としている」からです。
理想の人格だとみなされている外向型の人物に対する魅力は、評定者の向性の特性を問わず圧倒的に強いことが分かっている。
そのため、内向型は自分の性格に自信が持てず、劣等感やコンプレックスを感じやすいんですよね^^;
実際、98%の人が外向型に価値を感じ、53%の内向型が外向型に変わりたいと思っていることがわかっています。
☞【図解】内向型の性格的特徴から脳のメカニズムまで徹底解説!
特徴❷:競争社会が苦手
また内向型は、競争環境ではメンタルやパフォーマンスが低下してしまうことがわかっています。
内向郡が競走において成績が低下する傾向があること、外向郡と内向郡で競走に対する態度に大きな差があることが理解された。
外向郡は競走に自己成長の可能性や相手との交流などの付加価値を見出す傾向が見られた。
このような付加価値に着目することで外向郡は競走状況を適度な刺激量で対応しているようだ。
それに対して内向郡は競走刺激に集中するため、競走状況が過度な刺激となった可能性が高い。
なぜなら内向型は、刺激に対する感受性が高く、刺激に敏感という特徴を持っているからです。
内向型の人が外向型の人よりも刺激に対する感受性が高く、刺激に敏感だと示す証拠は多数ある。
引用:スーザン・ケイン 内向型人間のすごい力
だから、争いや衝突など強い刺激がある競争環境では、メンタルやパフォーマンスが低下してしまうんですよね^^;
その結果、競争が激化する現代社会では、評価されずらく承認欲求が満たされづらい傾向にあります。
特徴❸:周りからの影響を受けやすい
さらに「刺激に対する感受性が高い」というとは、周りからの刺激に影響を受けやすいということなんですよね。
だから内向型は共感力が高く、他人の基準や正解をインプットしやすい傾向にあります。
その結果、社会の価値基準で生きやすくなってしまうんですよね^^;
プライドが高い性格を直す診断テスト
これまでプライドが高くなる「社会的要因」と「パーソナリティ」についてお伝えしてきました!
でも1番の根本的原因は、やっぱり「社会の価値基準に従った生き方」を幼い頃から教えられてきてることなんですよね!
だから「周りにどう思われるか?」ばかりが気になって、プライドが高くなってしまいます。
なので「社会の価値基準」から「自分の価値基準」に変わり、「自分がどう思うか?」に従って生きることで、無駄なプライドは捨てられます!
では「社会の価値基準」から「自分の価値基準」に変えていくには、どうしたらいいんでしょうか?
それは、自分のアイデンティティを確立させることです!
アイデンティティとは心理学や社会学において『ある者が何者であるかについて他の者から区別する概念・信念・および表現』をいう。
エリクソンはアイデンティティは以下の4つの側面から構成されていると提唱した。
■自己斉一性
連続性とも言われる。時・場所に関わらず自分が自分である一貫性を持つこと。
■対自的同一性
自身の目的や送りたい人生などがわかっている感覚を持つこと。
■対他的同一性
他人からの評価と、自己評価が一致している感覚を持つこと。
■心理社会的同一性
自分が社会の一員で、社会に適応し生活しているという感覚を持つこと。
引用:看護roo!
そして人間は、このアイデンティティに従った「価値観・行動・能力・環境」を身につけていくと言われています!
今までの僕は、自分のアイデンティティが確立していなかったからこそ、社会の価値基準に従った「行動・能力・環境」を身につけてきました。
しかし、自分のアイデンティティが確立したことで、等身大の自分を受け入れ、プライドが高い性格を直すことができました!
では、アイデンティティは、どうやって確立することができるのか?
実はアイデンティティは、「過去の自分」を振り返り、どんな経験によって「現在の自分」が作られたのか?
そして、これらの経験を活かして、どんな「未来の自分」築いていくのか?という「過去-現在-未来の自分」 を繋ぎ合わせることで確立していきます!
個人の時間的展望の発達もアイデンティティ形成に関する重要な視点とされる。
時間的連続性とは、自分の過去・現 在・未来がつながっているという実感であり、アイデンティティ形成や青年期の適応に関連の深い概念であるとされる。
そして「過去-現在-未来の自分」は、自分の「価値観・好き・得意」を明確化させることで、一本の線として繋ぐことができる!
そこで当ブログでは20の質問によって、自分の「価値観・好き・得意」を明確化し、アイデンティティを確立させるワークをご用意しています!
それが以下の5ステップからなる「コア・パーソナル・プロジェクト」というワークです!
- ステップ1:他人軸の明確化
- ステップ2:価値観の明確化
- ステップ3:好きなことを見つける
- ステップ4:得意なことを見つける
- ステップ5:天職を見つける
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最短1日!無料で行えますので、ぜひ取り組んでみてくださいね^^