コミュニケーション能力が低く
上手に人間関係が築けない
口下手で友達の輪に馴染めない
頭の回転が悪く会話が続かない
物覚えが悪く報連相が苦手で仕事が遅い
そのせいで自分に自信が持てず
自分の意見すら持てない。
僕は最近までずっとこのような
悩みを抱えて生きてきました。
そしてそうなってしまったのは
自分の努力や経験が足りないからだ
といつも自責していたんですよね^^;
しかしこれらは自分の生まれつき
備わっている情報処理システムに
原因があることがわかり
自分の脳の特徴に合わせた
改善方法を試みたところ
以前のようにコミュニケーションで
悩むことがなくなったばかりか
自分の脳の特徴が長所となり
自分に自信を持てるように
なりました。
そこで今回はコミュ障の人が備える
脳の特徴と適した改善方法について
ご紹介していきます^^
脳科学的に見たコミュ障になるたった1つの原因とは?
自分のことをコミュ障だと感じる人は
自分の努力や経験が足りないから
治らないと考えてしまいますよね^^;
その結果
無理に社交的な人間を演じたり
場数を踏んで改善しようとして
会話術やコミュ力の身につけ方など
表面的なノウハウに頼ろうとします。
しかし残念ながら
それでは根本的な解決になりません。
なぜなら、コミュニケーションで
重要な役割を担っているのは
表面的なテクニックではなく
ワーキングメモリという脳機能
だからです。
行動しながら記憶することを「ワーキングメモリ」と呼ぶ。
たとえば普段の会話でもワーキングメモリを使っている。
相手に聞かれた質問を覚えておくことで質問に答えられる。
読書でも登場人物や、前の頁の場面を覚えていることで、文脈が理解できるのだ。
このワーキングメモリーとは
一時的に情報を保持し
処理する脳機能です。
受け取った情報を
脳内にメモ書きし
どの記憶と結びつけて
対応すればいいのかを整理し
不要な情報を削除する。
よくワーキングメモリは作業机
受け取る情報は本として例えられる
作業机(ワーキングメモリ)が
広ければ広いほど
机の上に本(情報)を並べて
置いておくことができます。
並べて置いた本(情報)の中から
必要・不必要な本(情報)を整理して
不必要な本(情報)は
机の上(ワーキングメモリ)から
捨てていきます。
そして整理した本(情報)の中から
今後も必要になるものを
長期記憶(本棚)に移動させます。
机(ワーキングメモリー)が狭いと
机の上はすぐに本(情報)で
溢れかえってしまい
本(情報)の整理に
時間がかかったり
必要な本(情報)まで
削除してしまうことになります。
また作業机の大きさが同じでも
本の大きさが異なると
処理能力に差が生まれます。
つまりワーキングメモリへの
負荷が大きかったり
最適化がされていないと
上手にコミュニケーションが
できなくなってしまいます。
コミュ障になりやすい人の特徴
ではなぜ人によって
ワーキングメモリの使い方に
差が生まれてしまうのでしょうか?
実はその答えは生まれつき持った
気質に大きく関係しています。
なぜなら気質によって
脳の情報処理システムが
全く異なっているからです。
そして生まれつき内向型
という気質を持っていると
ワーキングメモリへの負荷が大きい
情報処理を行っているため
コミュニケーションが苦手と
感じてしまいます。
そもそも内向型とは心理学者の
カール・ユングが唱えた
パーソナリティーの1つです。
ユングによると人間は
[内向型]と[外向型]の
どちらか寄りの気質を持って
生まれてくるとされている。
内向型は長期記憶を中継する
情報処理を行い
外向型は短期記憶を中継する
情報処理を行っています。
そして長期記憶を中継する
内向型の情報処理のことを
[合理システム]と呼びます。
内向型の人が合理システムの活性化レベルが高く、意思決定場面で合理システムを用いる
反対に短期記憶を中継する
外向型の情報処理のことを
[経験システム]と呼びます。
外向型の人が経験システムの活性化レベルが高く、意思決定場面で経験システムを用いる
このように気質によって
情報処理システムが異なるため
ワーキングメモリの使い方にも
大きな差が生まれ
その結果コミュニケーションの
得意・不得意という差が出ます。
コミュ障にならない人の2つの特徴
外向型の[経験システム]は
受け取る情報量が少なく
素早い情報処理を行います。
なぜなら感覚やイメージなど
直感的に物事を理解できるからです。
経験システムは全体的で自動的かつ努力を要しないという特徴を持つが、このような自動的で処理速度の速い情報処理には無意識的で受動的な前注意過程(直感)が関連する
そのため少ない情報量でも
全体像を把握することができる。
例えるなら
A4の企画書1枚を見て
内容を把握しているようなもの
だからこそ
ワーキングメモリへの負荷が少なく
素早い情報処理を行うことが可能で
臨機応変な返しができたり
テンポよく話題を展開
していくことができます。
実際ワーキングメモリの
働きが優れた人は
脳の「ACC(前部帯状回)」
という部分が活性化され
注意の切り替えに優れ
必要な情報だけを取得することが
上手な人であることがわかっている
苧阪教授が2003年の実験で「意外だった」というのは「ACC(前部帯状回)」がワーキングメモリの高得点群の人に顕著な活動が見られたことだ。
ACCは注意を向けるべき対象をうまくキャッチしてそうでない対象を「抑制する」働きをする。
さらにワーキングメモリは
ポジティブな経験によって
活性化すると言われています。
ポジティブな出来事で活性化する領域=優れたワーキングメモリを有する脳で顕著に活動する領域の一部ということです。
引用:STUDY HACKER
そして外向型は明るい性格で
ポジティブな経験をしやすい
外向的な人が持つ特徴として、ポジティブ感情の経験頻度の多さを指摘する知見がいくつも存在する
このように外向型は
ワーキングメモリへの負荷が少なく
必要な情報だけに注意を向けれたり
性格特性上も活発に働かせるので
コミュニケーションが上手なんですよね。
コミュ障になりやすい人の3つの特徴
内向型の[合理システム]は
受け取る情報量が多いため
情報処理に時間がかかります。
なぜなら
理論・データ・分析・法則などの
裏付けを得て物事を理解するからです
合理システムは分析的で意識的かつ努力を要するという特徴を持つが、このような分析的で処理速度が遅い情報処理には意識的で能動的な後注意過程(予測を立てる)が関連する
そのため全体像を把握するためには
多くの情報を必要とします。
例えるなら、A4の企画書に加え
リサーチ資料や分析データなどにも
目を通して内容を理解するようなもの
そのため
ワーキングメモリへの負荷が大きく
情報処理に時間がかかります。
苧坂教授が強調するのは「注意の向け方」だ。
ワーキングメモリの点数が低い人は決して覚えるのが苦手なのではない。
「注意の移動」が苦手だということ。
覚えなくていい対象に注意が向けられていたりして、覚えるべき対象に正しく注意が向けられていないようだ。
だからこそ臨機応変な返しや
テンポよく話題を展開していくのが
苦手なんですよね^^;
また内向型は長期記憶を中継するため
ネガティブな情報ほど
記憶しやすいと言われている。
なぜなら人間には
危険から身を守るという
本能が備わっているからです。
ポジティブな記憶よりもネガティブな記憶のほうが脳に刻み込まれやすいと言われています。
私たちの祖先は厳しい自然環境を生き延びるため、楽しかった出来事を思い出すよりも、苦しかった出来事を思い出して危険を回避するほうを優先させなければならなかったのでしょう。
引用:宇治おうばく病院
そのため内向型は
ネガティブなことに
意識が向きやすく
周りで起こっている出来事を
自分とネガティブに関連付けて
不安になりやすい。
これは自己調節実行機能と呼ばれ
自分の内側に意識が向きやすい
内向型特有の機能です。
その結果、人前に立ったり
周りから注目される場面では
恥をかいてしまうと不安になり
過度に緊張してしまいます。
自己の内面に注意がむきやすい内向型が周りから注目されると、自己への過剰な注意資源の分配をもたらし、結果的に他への注意資源の低下や分割機能の欠如からくる課題の失敗を増加させる。
その他にも内向型は
刺激に敏感という特徴を持ち
強い刺激をストレスに感じやすく
強い刺激を受けないように
人との接触を避ける傾向があります。
内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
逆に内部刺激と呼ばれる
思考・ヒラメキ・好奇心・探究心などの
弱い刺激を心地よく感じます。
その結果、雑談や世間話のような
中身のない会話は内部刺激が生まれず
興味を惹かれません。
だからこそコミュニケーションを
苦手に感じやすい傾向があるんですね。
このように内向型は
コミュ障になりやすい特徴を
いくつも備えています。
以下の記事では内向型の
特徴や強みについて
さらに詳しく解説しています。
心当たりがある方は
ぜひ1度読んでみてください。
コミュ障を克服する2つの改善方法
先述したように気質によって
ワーキングメモリの働きに
違いが生まれてしまうことで
コミュニケーションに対する
得意・不得意の差が生まれます。
しかし以下の2つの方法を行うことで
コミュ障を改善することが可能です!
- 机(ワーキングメモリ)の上にある本(情報)を捨てる頻度を上げる
- 机(ワーキングメモリ)のサイズを大きくする
1つずつ解説していきますね。
コミュ障を克服する改善策❶
ワーキングメモリーの
作業スペースは限られています。
そのため入ってくる情報を
どんどん捨てていき
スペースを確保することが
処理スピードを高めるためには
とても有効になります。
ではどうやって
情報を捨てていくか?
それは必要な情報をノートや手帳
ポストイットなどにメモを取ることです
カナダの大学が行った研究によると
(マウント・セントヴィンセント大学)
人はメモを取った情報を
忘れてしまうそうです。
先にも述べたように
ワーキングメモリは
一時的に情報を保持し
処理する脳機能。
一時的に情報を保持する役割を
メモにアウトソーシングして
情報を捨てれば
その分作業スペースは空き
情報の整理がしやすくなって
処理スピードを上げることができます
「ワーキングメモリの負荷を減らす」ことも大きなポイントになります。
その方法はいくつかあるのですが、原始的で最もわかりやすい例がメモなのです。
覚えておかないといけない量が増えるほど、作業台が狭くなり(=注意を消費し)、複雑な情報の処理ができなくなります。
その点、メモに書き残せば、即座にワーキングメモリを解放できますので、仕事の精度やスピードも自然と上がるのです。
引用:東洋経済「新人もベテランも「メモ」を取るべき科学的根拠」
また瞑想(マインドフルネス)も
ワーキングメモリの解放に
効果があると言われています。
下記の記事では
ワーキングメモリーを
解放するのに効果的な
瞑想のやり方について
解説しています。
興味がある人は
ぜひ1度読んでみてください。
コミュ障を克服する改善策❷
ワーキングメモリーの
サイズを大きくするためには
筋トレと同じように
トレーニングが必要です。
成人の場合はワーキングメモリを
鍛えるトレーニングをしても
効果が薄いと言われいますが
科学的に効果が認めれている方法が1つあります
それが学んだことを要約すること。
文章を要約するには、まず学んだことや知ったことを記録・記憶して、大事なポイントを抑えながら、自分以外の人にも伝わるように文章にまとめないといけません。
そのため、記憶力も高まりますし、知識が増えるため思考力や想像力も鍛えられます。
成人はワーキングメモリを鍛えるトレーニングをしても効果が薄いですが、この要約する作業は成人でもトレーニング効果が高いことが科学的にわかっているので、成人の方はこの方法を実践しましょう。
引用:curious
特に内向型は
文章を書くのが得意なので
学んだことを要約して
人に伝えるための
文章コンテンツを生産する
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ワーキングメモリも鍛えられる
という一石三鳥の方法なんですよね^^
以下の記事では内向型の特徴と
コンテンツビジネスにおける
5つの適性要素の深い関係や
ブログ運営のはじめ方について
詳しく解説していますので
ぜひ1度読んでみてくださいね!