自分が納得できるまで気が済まない
僕は昔から
細かいところまで拘ってしまい
1つのタスクを終わらせるのに
すごく時間がかかるタイプでした。
なぜなら神経質な性格で
自分が完璧だと思えないと
落ち着かなかったからです。
しかし周りからは
優先順位がない・マイペース
などと言われ
自分でもこの性格が
嫌いだったんですよね^^;
でも最近になって
完璧主義の正しい使い道が分かり
ようやく自分の性格を
認めることができるようになりました
そこで今回は
完璧主義になってしまう原因と
完璧主義の正しい使い道
についてご紹介します。
完璧主義の原因を引き起こす脳のメカニズムとは?
完璧主義になってしまう原因は
あなたが内向型という
気質を持っているからです。
内向型は、物事を捉える視野が狭く、自己の理想や責任感に没入します。
生真面目で完璧主義、実直に仕事をこなしますが、許容範囲を超えると途端に対処の仕方がわからなくなる傾向があります。
引用:東洋経済
内向型とは心理学者の
カール・ユングが唱えた
パーソナリティーの1つで
ユングによれば人間は
[内向型]か[外向型]の
どちらか寄りの気質を持って
生まれてくるとされています。
そして内向型が完璧主義に
なってしまう原因は
長期記憶を中継する情報処理を
行なっているからです。
長期記憶には意味記憶と呼ばれる
社会のルールや常識が保存される
領域があります。
意味記憶は知識に相当し、言語とその意味(概念)、知覚対象の意味や対象間の関係、社会的約束など、世の中に関する組織化された記憶である。
引用:記憶の分類
だからこそ内向型は決まり事や
常識的なことに神経質になり
その通りに行動しようとします。
逆に、決まりや常識を
守れない人のことを
許せなくなってしまうこともあります
(その結果、マニュアル人間になりがちで柔軟な対応を苦手としてしまいますが^^;)
そして日本は昔から
社会でも教育現場でも
減点方式で評価を行なっています。
この評価方式が内向型を
完璧主義にしてしまっているんですね。
なぜなら内向型は
罰に対する感受性が高いため
100点=良いこと
100点以下=悪いところがある
という条件付けを
意味記憶にしてしまうからです。
そのため
完璧にできていない自分に対して
罪悪感を持ってしまいます。
さらに内向型は刺激に敏感
という体質を持っているため
強い刺激をストレスに感じて
無意識に避けようとします。
内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
だからこそ
完璧にできていない
▼
自分に悪い部分がある
▼
指摘を受ける
▼
強い刺激を受ける
という条件付けがされ
不安に襲われて何事にも
完璧を求めてしまうんですね。
また弱い刺激を好む内向型は
特殊好奇心が働きやすいため
1つのことにこだわる性質があります
特殊好奇心とは
刺激を抑える時に働く好奇心で
不明瞭なことを深く掘り下げて
明らかにすることで安心や納得を得て
刺激を抑えようとして働きます。
- 特殊的好奇心は,刺激の強度の弱い時の好奇心動因であり、不安動因は拡散的探索より高い傾向にある。
- 不調和や不確かさを経験すれば、この不調和や不確かさを低減するために特殊的好奇心が働く。
- 特殊的好奇心が高い人は、理解不可能性からモヤモヤ感への影響が大きくモヤモヤ感の水準自体も高い傾向がある。
- 曖昧さへの否定的態度である「曖昧さの統制」「曖昧さの排除」「曖昧さへの不安」との関連は特殊的好奇心の方がより強い
このようなメカニズムがあるため
内向型は細かい部分まで気になって
完璧にタスクを
仕上げようとするんですね。
完璧主義が辛くなってしまう3つの心理とは?
そして完璧主義の辛いところは
100点を目指すのが良いこと
という信念に基づいて
正しい行動をとっている
つもりなのに以下の3つが原因で
自分を苦しめてしまう
ところにあります。
1つずつ説明していきますね。
❶周りから迷惑がられる
先にも述べたように
僕たちは幼いころから
減点方式で教育されているので
100点を目指すのが良いこと
という価値観を植え付けられています
完璧主義の人はその価値観に従って
正しい行動をとっているつもりなのに
周りからは[優先順位がない]とか
[マイペース]と言われしまうことが
多いかと思います。
なぜなら日本が
集団主義社会だからです。
そのため個人主義の
欧米のように
個性を尊重するよりも
集団の和を尊重し
周りに迷惑をかけない人が
評価されるからです。
日本人は
— 心理カウンセラーmasa (@masa_counselor) April 2, 2019
「人に迷惑かけちゃダメ!」
と子どもに教えることが多い。
それに対しインドでは
「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」
と教えるそうです。
【迷惑をかけながらでしか生きられない】
そう思うと
周りの全てのモノに感謝できそうな気がする。
だから細かいことにも拘って
周りのペースに合わせられないと
迷惑がられてしまうんですよね^^;
❷自分を認められない
さらに[100点を目指すのが
良いこと]という価値観が
植え付けられているからこそ
[100点を取れない自分]のことを
認められなくなってしまいます。
なぜなら人間には
承認欲求というものが
備わっていてるからです。
承認欲求とは周りから認められたい
という欲求のことで
別名自己肯定感欲求とも呼ばれます。
自己肯定感とは
自分には価値があると思える感覚のこと
つまり100点を目指すのが良いこと
という価値観が植え付けられていると
100点を取れない自分には価値がない
という判断に陥ってしまい
自己肯定感が低くなって
承認欲求が満たされません。
その結果、自分を認めることが
できずに辛くなってしまいます。
❸何に対しても気が抜けず疲れる
そして人間は自己肯定感が低いと
他人からの評価を受けて
自己肯定感を高めようとします。
そのため
人よりも何でも完璧にこなして
自分の評価を高めようとしますが
逆に何に対しても100%で
取り組んでしまうため
自分を休めることができずに
辛くなってしまいます。
また1日は24時間で全てのことを
完璧にこなそうとすると
時間がいくらあっても足りないため
結局全て中途半端になってしまい
その結果、焦りや不安が残って
完璧主義な自分に疲れてしまいます。
完璧主義を18分で克服する方法
このように完璧主義になると
いくら頑張っても周りからも
自分からも認めてもらえず
出口の見えない辛い状況に
陥ってしまいます。
実際僕自身、何でも
完璧にこなそうと思っているのに
結局全て
中途半端に終わってしまう自分
に自信をなくし
何事にもやる気が出ない状態に
なってしまったことがあります。
しかし物事を完璧に
こなそうとすることは
決して悪いことではなく
正しい使い道さえ身につければ
自分の長所に変わっていきます。
では、完璧主義の正しい使い道とは?
それは自分の人生の目的達成に
直結することだけに完璧主義を利用する
ということです。
僕たちは物心ついた時から
以下のように
周りに合わせて生きることを
教えられてきました。
そのため
- 周りと同じように働き
- 周りと同じように結婚し
- 周りと同じような人生を歩む
ということが普通のことだと
思い込まされているんですよね^^;
だからこそ世間体を気にして
常識的な生き方から
自分が外れないよう
全てを100点にしようとしてしまいます
しかし別に周りと同じように
生きることが全てではありません
むしろ1人1人違って
当たり前なんですから
各自が自分の価値基準で
生きることの方がよっぽど
自然なことなんですよね。
そのために必要なのは
自分はどういった人生を
歩んでいきたいのか?
という自分軸になります。
そして自分が目指す
人生を歩むためには
何が必要で何をしなければならないのか?
ということを明確になると
それ以外のことは
自分の幸せには関係のないことだ
と割り切ることができるようになり
全て100点を目指すという
価値観は捨てられます。
この方法は
人生の成功者と言われる人が
例外なく取り入れている考え方で
僕は以下の動画からこのことを学び
それ以降完璧主義がなくなりました。
その結果、起業して3ヶ月で
月商121万円を達成したり
7ヶ月で上位3割の収入を得ることが
可能になっていますので
完璧主義を自分の長所に変えて
人生を好転させたいと思う方は
ぜひ1度見てみてくださいね^^
その他
僕が人生で役に立った動画は
こちらの記事で紹介していますので
この動画が役にたった方は
ぜひチェックしてみてください。
また以下の記事では
[自分軸]を作るための20の質問を
ご用意していますので
こちらも時間をとって
試してみていただけたらと思います。