周りのようにデキない自分が嫌い
僕は30歳を過ぎるまで
ずっと自分のことが大嫌いでした。
不器用でネガティブで
曲がった性格だったので
周りと馴染めなかったり
無意識に他人に優劣をつけていたり
そのせいで自分とは真逆の
ポジティブで明るく
素直な性格の人間に
いつも劣等感や嫉妬を
抱いていました。
そんな人を見るたびに
自分がダメな人間に思えて
自己否定ばかりしてたんですよね^^;
でも、そんな自分を
ありのまま認めることが
できるようになってからは
他人と比べることがなくなり
自分の性格も個性として捉えて
好きになることができました^ ^
そこで今回は
- 自分が嫌いになってしまう
たった1つの心理と - 自分を好きになる方法
についてご紹介していきます。
自分が嫌いになるたった1つの心理とは?
自分が嫌いということは
自分を認められない
ということですよね。
なぜ自分を認められないか
と言えば
社会の価値基準に
自分を合わせて
生きているからです。
社会(周り)の基準(常識)から考えて
今の自分はダメだ
そう思えてしまうから
自分を認めることが
できなくなっています^^;
僕自身もずっとそうでした。
なぜなら人間は以下のように
自分が持っている
信念や価値観に沿った
能力▶︎行動▶︎環境を
身につけようとするからです。
![](https://mublog01.com/wp-content/uploads/2020/06/d0d06a0003e0db1daae1ba4b39325007-1024x768.jpg)
そして自分が持っている
信念・価値観に沿った
能力▶︎行動▶︎環境が
伴っていないと
自分のことをダメだと
判断してしまいます。
しかし、多くの人は
この信念・価値観が
教育やメディアからの影響を
受けて身につけてしまっています。
例えば僕たちは幼い頃からずっと
以下のような人格を持つよう
教育されてきました。
![](https://mublog01.com/wp-content/uploads/2020/06/03eb726a92b1018d03279d239b84f36f-1024x869.png)
上の表は教師が生徒に期待する
人物像を調べた調査結果です。
そして実際に教師は
以下のような人間性を持った人を
評価しています。
![](https://mublog01.com/wp-content/uploads/2020/06/3737b7a7585ab2031da884a998bc5ca2-1024x645.png)
見ていただいてわかるように
周りと合わせられる生徒が
高く評価されています。
なぜ教育現場では
このような人間性を
持たせようとしているのか
と言えば
日本が単一民族の
集団主義社会だからです。
集団主義社会では
個性を尊重するよりも
集団の和を尊重し
周りと同じようにできない人は
はみ出し者のレッテルを貼られます。
![](https://mublog01.com/wp-content/uploads/2020/05/0-S13-EZIL-1024x565.png)
その結果、社会の価値基準に
合わせて生きることが当然となり
自分の信念や価値観も
この通りに染まってしまいます。
だから[自分は自分、人は人]と割り切れずに
周りと同じようにできない自分を
認められなくなってしまいます。
自分を嫌いになりやすい性格とは?
実は内向型という気質を
生まれながらに持っている人は
自分を認めることが難しく
自分を嫌いになりやすい
ということがわかっています。
内向型とは心理学者の
カール・ユングが唱えた
パーソナリティーの1つで
ユングによれば人間は
[内向型]か[外向型]の
どちらか寄りの気質を持って
生まれると言われている。
![](https://mublog01.com/wp-content/uploads/2019/12/a37bacbe11632e8cc0390c5aee0c8736-1024x768.jpeg)
そして内向型の特徴としては
意識が自分の内側に向きやすく
控えめで1人でいることを好む。
![](https://mublog01.com/wp-content/uploads/2020/11/403bda3f1607ab65a7fbe49b6cafe20c.jpeg)
また内向型は長期記憶を
中継する情報処理を行います。
![](https://mublog01.com/wp-content/uploads/2019/10/df84bdf054d36b6799ca4697ad45db04-1024x768.jpeg)
引用:内向型を強みにする
長期記憶はネガティブな
記憶ほど保存しやすい。
なぜなら人間には
危険から身を守るという
本能が備わっているからです。
ポジティブな記憶よりもネガティブな記憶のほうが脳に刻み込まれやすいと言われています。
私たちの祖先は厳しい自然環境を生き延びるため、楽しかった出来事を思い出すよりも、苦しかった出来事を思い出して危険を回避するほうを優先させなければならなかったのでしょう。
引用:宇治おうばく病院
そのため長期記憶を中継する
情報処理を行う内向型は
物事を慎重に考えて
ネガティブになりやすい。
内向的な人は外向的な人よりもネガティブ体験に注意が引きつけられる傾向にあり、焦点づけされた注意がさらに選択的にネガティブ感情を高めるという循環的過程を持つことを指摘している。
逆に外向型は意識が
自分の外に向きやすいため
活動的で他人への関心が高く社交的
また直感や感覚に頼った
情報処理を行うため
物事を深く考えず
楽観的でポジティブです。
外向的な人が持つ特徴として、ポジティブ感情の経験頻度の多さを指摘する知見がいくつも存在する
そのため社会から
評価されやすく
自分を認めやすいんですね。
集団的に理想の人格だとみなされている外向型の人物に対する魅力は、評定者の向性の特性を問わず圧倒的に強いことが分かっている。
引用:性格の類似性と自己需要および他者受容が印象形成に及ぼす影響
外向性被験者は、内向性特性よりも自己満足特性を反映させやすかった。
そして自分を認められる人は
精神が安定し活発な行動や
他人に対して好意的に
振る舞うことができる。
他者受容の高い者の中で、自己受容の高い者は、気分の変化や劣等感が少なく、神経質でなく、活動的である
他者受容の低い者の中で、自己受容の高い者は、 抑うつ性や劣等感が少なく、協調的、活動的、 社会的外向であることが明らかにされている。
逆に内向型の人は
自分を認めずらいことが
研究によってわかっています。
内向性被験者は、外向性被験者に比べて、自己を否定的に評価している。
自分を認めることができないと
自分に自信を持てず
誰かに依存したり
真逆の人間に
憧れや嫉妬を持ちやすい。
自己受容が低く、他者受容が高い者は、自己実現特性が弱く、他者への一方的な依存や過剰適応的傾向が見られることから、自分に自信がなく、 自分の欠点を満たしている他者に憧れや理想を投影し、非類似他者に肯定的な印象を抱く
自己受容と他者受容がともに低いものは、適応性が弱く、与えられた情報の中で評価者自身が良くないと感じた部分(ネガティブな情報)を特に重視し、類似・非類似に関わらず他者に対して否定的な印象を抱く傾向があると考えられる。
このように内向型は
社会から評価されずらく
自分を認めづらいため
自分を嫌いになりやすい
性格だと言えます。
さらに内向型は無理に
外向的な性格を演じると
かえってネガティブな感情が
増加することがわかっています。
実験の被験者は「一週間にわたって毎日外向的に振る舞うように」と指示されたところ、外向的であることには全体的に「ポジティブな感情が生まれた」「自分が外向的であると感じた」という報告があったとのこと。
一方で、この研究において「より内向的」とされた被験者は、ポジティブな感情があまり増加せず、ネガティブな感情や疲れが増すと共に、「本物の感情」が減少したといいます。研究者は自分の性格以外の性格を演じることのコストと、特定の性格を演じるよう命令されることのコストを強調しています。
引用:GigaZiNE
そのため内向型は無理に
自分の性格を変えようとせず
ありのままの自分の姿を
認めることが重要です。
20の質問で自分を好きになる方法
ではどうしたら
ありのままの自分の姿を
認めることができるのか?
そのためには
社会の価値基準ではなく
自分なりの価値基準を持って
生きることです。
自分なりの価値基準を持てば
周りと自分を比べることがなくなり
[人は人、自分は自分]と割り切って
ありのままの自分の姿に
自信を持てるようになります。
では、どのようにして
自分なりの価値基準を
築いていけばいいのでしょうか?
そのために必要なことは
アイデンティティを確立することです
![](https://mublog01.com/wp-content/uploads/2019/11/d0d06a0003e0db1daae1ba4b39325007-1024x768.jpeg)
アイデンティティーとは自己同一性と同義で、心理学や社会学において、ある者が何者であるかについて他の者から区別する概念、信念および表現をいう。 この確固たる自分が自分であるという感覚をもっている人は、アイデンティティーが「確立」しており、逆に、確固たる自分が自分であるという感覚があまり強くなく、自分は自分だと感じられない人は、アイデンティティーが「拡散(混乱)」しているという。 引用:看護roo!
アイデンティティが確立されると
未来の自分を築くために
過去と現在の自分がある
と実感できるようになり
ありのままの自分の姿を
認められるようになります。
各レベルでの関係性とアイデンティティとの関連が検討された。
その結果、「自己斉一性・連続性」「対自的同一性」「対他的同一性」「心理社会的向一性」それぞれに対して有意な効果を及ぼす関係性が異なることが示された。
■自己斉一性 連続性とも言われる。時・場所に関わらず自分が自分である一貫性を持つこと。 ■対自的同一性 自身の目的や送りたい人生などがわかっている感覚を持つこと。 ■対他的同一性 他人の自身への評価と、自身が思っている自己評価が一致している感覚を持つこと。 ■心理社会的同一性 自分が社会の一員で、社会に適応し生活しているという感覚を持つこと。 引用:看護roo!
アイデンティティを
確立するためには
- [過去の自分]を振り返り
- どんな経験によって
[現在の自分]が作られたのか? - そして、これらの経験を活かして
どんな[未来の自分]築いていくのか?
ということを繋ぎ合わせる
ことによって確立します。
個人の時間的展望の発達もアイデンティティ形成に関する重要な視点とされる。
時間的連続性とは、自分の過去・現 在・未来がつながっているという実感であり、アイデンティティ形成や青年期の適応に関連の深い概念であるとされる。
そこでオススメなのが
コア・パーソナル・プロジェクト
というワークです。
このワークでは
過去のどんな体験によって
現在の価値観が身につき
これからどんな価値観を持って
生きていきたいのか?
ということを20の質問によって
明確化していきます。
僕はワークによって
自分なりの価値基準が生まれ
そして自分が目指すべき
人生の目的を見出すことが
できました。
以下の記事では
コア・パーソナル・プロジェクトを
見つける20の質問を用意してます。
ぜひ時間を取って
試してみてくださいね^ ^