周りの人はすんなり理解してるのに、自分だけ話してる内容を理解するのに時間がかかってしまう。
そんなことがよくあると「自分はどこかおかしいんじゃないのか?」
「何かの病気や障害をもっているんじゃないか?」って不安になりますよね。
でも安心してください!
僕はまさに、これに該当する人間でしたが、原因と対策がわかれば、きちんと改善することができました!
そこでこの記事では、以下の内容についてお伝えしていきます^^
理解するのに時間がかかる原因
理解するのに時間がかかる人の特徴
すぐ理解できるようになる2つの改善策
理解するのに時間がかかる原因
僕も昔から人の話や映画の内容。または教えてもらったことなど。
1度見たり、聞いただけでは、物事をすぐに理解できず、話についていけないことがよくありました。
なので「これってこういう事?」って聞き直すと「いやいや違うよ!」って言われることが多かったり…
周りは普通に理解できているのを知って、自分に自信をなくしたり…
そんなことが多くて「自分ってどこかおかしいんじゃないのかな」って、すごく不安でした。
でもこれは単に脳への負荷が大きくなってるだけで、異常なことではないと知り、すごく安心したんですよね^^
ではなぜ、脳への負荷が大きくなり、理解するまでに時間がかかっていたのか?
それは「ワーキングメモリ(以下WM)」と呼ばれる短期記憶に負荷がかかっていたからです。
WMとは情報を一時的に保持する脳の領域のことです。
行動しながら記憶することを「ワーキングメモリ」と呼ぶ。
たとえば普段の会話でもワーキングメモリを使っている。
相手に聞かれた質問を覚えておくことで質問に答えられる。
読書でも登場人物や、前の頁の場面を覚えていることで、文脈が理解できるのだ。
そしてWMには以下の3つの特徴があります。
- 1度に扱える情報は3〜7個まで
- 必要な情報にだけ注意を向ける
- 不必要な情報を次々に削除する
なので、WMへの負荷が少ない状態では、この3つの特徴によって素早く情報処理を行い、物事をすぐに理解できるようになります。
逆に、物事を理解するのに時間がかかってしまうのは、不必要な情報にも注意が向き、情報量が多くなってしまっているからなんですよね^^;
だから情報を整理するのに時間がかかって、すぐに理解できなくなってしまいます。
ではなぜ、必要のない情報にまで注意が向いてしまうのでしょうか?
それには、生まれ持ったパーソナリティーが大きく関係しています。
人の理解するのに時間がかかる人の特徴
なぜ、不必要な情報にまで注意が向き、情報量が多くなってしまうのか?
それは、不安になりやすいからです。
不安になりやすいからこそ注意深くなって、見落としや聞き逃しがないよう全てに注意を向けようとしてしまいます。
逆に楽観的な人ほど「わからなければ後で聞けばいいや」って感じで、力を抜いているから、必要な情報にだけ注意が向きやすいんですね!
苧阪教授が2003年の実験で「意外だった」というのは「ACC(前部帯状回)」がワーキングメモリの高得点群の人に顕著な活動が見られたことだ。
ACCは注意を向けるべき対象をうまくキャッチしてそうでない対象を「抑制する」働きをする。
この「ACC(前部帯状回)」は、ポジティブな経験によって活性化する。
ではなぜ、不安になりやすいのか?
それは内向型というパーソナリティを持っているからだと思います。
内向型とは心理学者のカール・ユングが唱えたパーソナリティの1つ。
ユングによれば、人間は「内向型」か「外向型」のどちらか寄りの気質を持って生まれてくるとされています。
そして、内向型が不安になりやすいのは「合理システム」と呼ばれる長期記憶を中継する情報処理を行っているからです。
内向型の人が合理システムの活性化レベルが高く、意思決定場面で合理システムを用いる
内向型は外向型よりもネガティブ体験に注意が引きつけられる
実は長期記憶は、ネガティブな情報ほど記憶しやすいと言われています。
なぜなら、人間には「危険から身を守る」という本能が備わっているからです。
ポジティブな記憶よりもネガティブな記憶のほうが脳に刻み込まれやすいと言われています。
私たちの祖先は厳しい自然環境を生き延びるため、楽しかった出来事を思い出すよりも、苦しかった出来事を思い出して危険を回避するほうを優先させなければならなかったのでしょう。
引用:宇治おうばく病院
なので、長期記憶を中継する内向型は、不安神経症傾向が高く、身の回りの色んな部分に意識が向きやすいんですね!
その結果、情報量が多くなって、情報処理に時間がかかっていまいます。
合理システムは分析的で意識的かつ努力を要するという特徴を持つが、このような分析的で処理速度が遅い情報処理には意識的で能動的な後注意過程(知覚)が関連する
☞あなたの生まれ持った気質とは?20問でわかる内向型診断テスト
すぐ理解できるようになるための2つの改善策
では内向型は、どうすれば「素早い理解」ができるようになるのか?
実はあることをすれば、誰でも不安を軽減して、必要な情報に注意力を向けれるようになることがわかっています。
それが以下の2つです。
- メモや日記をつける
- 瞑想をする
1つずつ詳しく解説していきますね!
日記をつける
ネガティブになりやすい内向型はストレスを抱えやすいと言われます。
そして、ストレスはWMの働きを悪くさせるとも言われています。
しかしメモや日記をつけることで、ストレスが軽減されて、脳のパフォーマンスが向上することがわかっています!
またメモや日記をつけることは、脳にある情報を一旦外部に置いておけるので、ワーキングメモリの負荷を大幅に軽減できます!
「ワーキングメモリの負荷を減らす」ことも大きなポイントになります。
その方法はいくつかあるのですが、原始的で最もわかりやすい例がメモなのです。
覚えておかないといけない量が増えるほど、作業台が狭くなり(=注意を消費し)、複雑な情報の処理ができなくなります。
その点、メモに書き残せば、即座にワーキングメモリを解放できますので、仕事の精度やスピードも自然と上がるのです。
引用:東洋経済「新人もベテランも「メモ」を取るべき科学的根拠」
このように、日記やメモをつけることでWMの負荷を減らし、理解を早めることが可能になるですね!
瞑想をする
また、瞑想もWMの働きを改善させるために効果的であることがわかっています!
なぜなら瞑想には、ネガティブな感情を低下させ、注意の切り替えや抑制を高める効果があるからです!
しかし瞑想が効果的と聞いても、なかなか最初から長時間取り組むのは難しいと思います^^;
僕は3年近く、瞑想を続けていますが、やっぱり最初は長時間呼吸だけに意識を向けるのは難しかったです。
なので、以下のように1分程度から始めて、慣れてきたら徐々に時間を伸ばす方法が続きやすいですよ!
僕もこの方法で瞑想が続けられるようになって、人の話をすぐ理解できるようになりました。
また、物事も比較的すぐに覚えられるようになったので、自分が要領が悪いって感じることもなくなりました。
簡単ですぐに取り掛かれますし、続きやすい方法なので、ぜひ試してみてくださいね!