頑張っても自分を認めることができない
どうすれば自分を認めることができるの?
そもそも自分を認めるってどういうこと?
よく「自分を認めると楽になる」って
聞くけどなかなかできないですよね
僕自身も30年以上それができず
ずっともがき苦しんできました。
しかし最近「あること」に気づき
やっと自分を認められました。
それが「できない自分を認める」前に
「できる自分を捨てる」ということ!
そもそも「できない自分」を
無理に認めようとしても
本心ではそんな自分を
認めたくないんですよね。
だから上手くいかない。
まず最初にやるべきだったのが
何でも完璧にこなそうとする
自分を捨てるということでした。
つまり順番が逆だったんですよね!
そこでこの記事では「自分を認める」
正しい手順と具体的方法をお伝えします!
「自分を認めるってどういうこと?」自分を認める正しい手順
人間関係が苦手。仕事も上手くいかない。ネガティブで悲観的。
自分はそんな「何もできない人間」だということは認めているのに、ちっとも心が楽にならない。
僕自身、こんな状態にずっと悩んできました。
でも、なぜ自分を認めているのに、心が楽にならなかったのか?
その原因が今ならハッキリわかります。
それは、心の底では、そんな自分に満足していなかったからです。
実は自分を認めるって、自分のダメなところを知るだけじゃダメだったんです。
それよりも、そんな自分に満足できない限り、本当の意味で自分を認めることなんてできないんですよね!
だけど「何もできない自分」に満足なんてできるわけない!
そう思われるかもしれません。
しかし、今の自分に満足できないのは「こうしなきゃいけない」「こうあるべき」という社会の価値基準に縛られているからなんです。
実は人間には、自分が重視する価値観に従った「行動・能力・環境」を身につけようとする習性があると言われています。
なので、社会の価値基準を優先して生きていれば、社会から求められる完璧な人間であろうとします。
その結果、いつまで経っても自分に満足できず、自分を認めることができなくなります。
逆に自分の価値基準を優先していれば、等身大の自分を尊重し、今の自分に満足して生きることができるようになります!
だからこそ自分を認めるためには、まず社会の価値基準に縛られた何でも完璧にこなそうとする自分を捨てることが欠かないんですね!
だから苦しい…自分を認められない3つの原因
ではなぜ、社会の価値基準に縛られ、今の自分に満足できなくなってしまうのか?
実は社会の基準に縛られてしまうのは、自分の内面ではなく、外部環境に原因があります。
それは外的な原因が以下の3つです!
- 日本の文化
- 承認欲求
- SNS
原因❶:日本の文化
社会の価値基準に縛られてしまう、もっとも大きな原因は日本の文化にあります。
なぜなら日本は、欧米のように多国籍国家の個人主義社会ではなく、昔から単一民族の集団主義社会だからです。
そのため「個人の自由」よりも「集団の和」を尊重し、周りの基準に合わせることを強く求めます。
逆に周りとは違った行動や価値基準を持っている人は「はみ出し者」のレッテルを貼られてしまう。
日本人は「他人が自分の行動を批判するということを強く意識する」
『何が「正しい」行動なのかの判断は、常に社会関係の中でとらえられ「世間」によって決められる』と考えている
だからこそ無意識に社会の価値基準に合わせて生きるのが当たり前となり、周りから評価される完璧な自分を目指そうとしてしまいます。
原因❷:承認欲求
また日本のように集団主義社会では、周りからの期待や要求に応えることで社会の一員として認められ、自分の存在価値が見出されます。
逆に周りからの期待や要求に応えることができていないと感じると、自分の存在価値を見出せず、承認欲求が満たされません。
集団から認められ尊重されたいという欲求
だからこそ、日本のような集団主義社会の中では、承認欲求を満たすために社会の価値基準に縛られやすくなってしまうんですね。
☞人と関わらない生き方を3年以上続けて起こった3つの幸せな変化とは?
原因❸:SNS
さらに、SNSが普及したことで「社会規定型の完璧主義」が33%も増えたと言われています。
社会の期待や要求に完璧に答えようとする人のこと。
研究チームが分析した結果、1989年の大学生に比べて2016年の大学生は、自己指向型が10%、他者指向型が16%それぞれ増加し、社会規定型にいたっては33%も増えていることが明らかになった。
つまり今の若者は、周囲からの要求水準の高い“視線”をより強く意識していて、完璧であろうと尽力している者が多いということになる。
このようにSNSの登場によって「イイね」や「フォロワー数」によって、自分の評価が数値化されるようになりました。
その結果、自分も「周りから評価される人間」であろうと完璧な人間を目指し、社会の価値基準に縛られやすくなっています。
自分を認められない人の3つの特徴
しかし、同じ日本、同じ社会の中で生活しているのに「自分に満足できる人」と「自分に満足できない人」がいるのはなぜか?
実は、この違いは生まれつきのパーソナリティに深く関係があります。
それが「内向型」と「外向型」という2つのパーソナリティです。
心理学者のカール・ユングが唱えたパーソナリティーの1つ。
【内向型】
自分の内面に意識が向かう人
【外向型】
自分の外界に意識が向かう人
ユングによれば人間は「内向型」と「外向型」のどちらか寄りの気質を持って生まれてくるとされています。
そして内向型は以下の3つの特徴があり、自分を認めづらい傾向にあります。
- 社会のルールや常識を優先する
- 集団が苦手
- 真面目で完璧主義
特徴❶:社会のルールや常識を優先する
内向型は社会のルールや常識を優先するため、社会の価値基準に縛られやすく、自分を認めづらい傾向にあります。
ではなぜ内向型は、社会のルールや常識を優先するのか?
それは「合理システム」と呼ばれる長期記憶を中継する情報処理を行なっているからです。
内向型の人が合理システムの活性化レベルが高く、意思決定場面で合理システムを用いる
合理システムが中継する長期記憶には「意味記憶」と呼ばれる社会のルールや常識を保存する領域があります。
なので内向型は、真面目で完璧主義な人が多く、社会の価値基準に縛られやすい傾向にあります。
その結果、今の自分に満足できず、自分を認められなくなってしまうんですよね^^;
特徴❷:集団が苦手
また内向型は「集団が苦手」なため、承認欲求が満たされづらい傾向にあります。
ではなぜ内向型は集団が苦手なのか?
それは「刺激に敏感」という特徴を備えているからです。
内向型の人が外向型の人よりも刺激に対する感受性が高く、刺激に敏感だと示す証拠は多数ある。
引用:スーザン・ケイン 内向型人間のすごい力
なので内向型は、人と関わることで受ける刺激がストレスに結びつきやすく、人間関係を苦手としています。
内向的な人は、他者との相互作用がストレスへと結びつきやすい
内向的な人は、すぐに過度な覚醒に陥りやすいため、刺激の多い経験にさらされることを避け、覚醒水準を低下させるために他者との相互作用を避けようとする傾向がある。
引用:外向―内向性がソーシャル・サポート過程と精神的健康に及ぼす効果
だから、集団から尊重されにくく「承認欲求」が満たされづらいんですよね。
その結果、自分が満たされず認められなくなってしまいます。
特徴❸:自分を否定的に評価する
そして内向型は自分のことを否定的に評価する傾向が傾向が高いため、自分に満足できず認められない場合が多い。
内向性被験者は、外向性被験者に比べて、自己を否定的に評価している。
ではなぜ内向型は自分を否定的に評価するのか?
それは、社会が外向型を理想とするためです。
理想の人格だとみなされている外向型の人物に対する魅力は、評定者の向性の特性を問わず圧倒的に強いことが分かっている。
そのため、内向型は自分の性格に自信が持てず、劣等感やコンプレックスを感じやすいんですよね^^;
実際、98%の人が外向型に価値を感じ、53%の内向型が外向型に変わりたいと思っていることがわかっています。
だからこそ内向型は、今の自分に満足できず、ありのままの自分を認めづらい傾向にあります。
5ステップで自分を認める方法
これまでお伝えしたように、自分を認められないのは今の自分に満足できていないからです。
そして内向型というパーソナリティの持ち主ほど、社会の価値基準に縛られやすく、完璧な自分を目指そうとしてしまいます。
なので、今の自分に満足して認めてあげるためには、社会の価値基準に縛られた自分から脱却することが欠かせないんですね!
ではどうやって社会の価値基準に縛られた自分を脱却できるのか?
そのためには、自分の「アイデンティティ」を確立させることです!
アイデンティティとは心理学や社会学において「ある者が何者であるかについて他の者から区別する概念・信念・および表現」をいう。
この確固たる自分が自分であるという感覚をもっている人は、アイデンティティーが「確立」しており、逆に、確固たる自分が自分であるという感覚があまり強くなく、自分は自分だと感じられない人は、アイデンティティーが「拡散(混乱)」しているという。
引用:看護roo!
では、どうすれば自分のアイデンティティは確立していくのか?
実はアイデンティティは、「過去の自分」を振り返り、どんな経験によって「現在の自分」が作られたのか?
そして、これらの経験を活かして、どんな「未来の自分」築いていくのか?という「過去-現在-未来の自分」 を繋ぎ合わせることで確立していきます!
個人の時間的展望の発達もアイデンティティ形成に関する重要な視点とされる。
時間的連続性とは、自分の過去・現 在・未来がつながっているという実感であり、アイデンティティ形成や青年期の適応に関連の深い概念であるとされる。
そして「過去-現在-未来の自分」は、自分の「価値観・好き・得意」を明確化させることで、一本の線として繋ぐことができるんです!
このように、過去の自分を振り返り、自分を深く理解していくことではじめて、自己受容ができて、自己肯定感も上がっていきます!
そこで当ブログでは15の質問によって、自分の「価値観・好き・得意」を明確化し、アイデンティティを確立させるワークをご用意しています!
それが以下の5ステップからなる「コア・パーソナル・プロジェクト」というワークです!
- ステップ1:他人軸の明確化
- ステップ2:価値観の明確化
- ステップ3:好きなことを見つける
- ステップ4:得意なことを見つける
- ステップ5:天職を見つける
僕自身、このワークに取り組んだことで、自分のアイデンティティが確立され、自分を認めることができました!
もし、「自分を認め肩の力を抜いて生きていきたい」
そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ1度ワークに取り組んで頂ければと思います。
☞最短1日!15の質問で自分のアイデンティティを確立させる5ステップ
最後までご覧いただき、ありがとうございました!