僕は自分がコミュ障と感じるほど、仕事や人間関係を上手にこなすことができませんでした。
休憩時間や昼休みは、周りに溶け込むことができず孤立していましたし
チームで進める仕事も苦手だったので、いつも周りの足を引っ張る存在でした。
そのため、今では1人でできる仕事を身につけて起業しています。
その結果、3ヶ月で会社員時代の収入を超えることができました。
今では、周りを気にしたり、迷惑をかけることもなく
自分のペースで仕事ができるようになったので
何のストレスも感じずに生きていけるようになりました。
僕のように、コミュニケーションに自信がなく
仕事で思うようなパフォーマンスを発揮できない人はたくさんいると思います。
しかし、誰でも得意なことや才能を備えていて
自分に向いている仕事さえ見つけられれば、
本来備えているパフォーマンスを発揮して、自分らしい生き方を送れるようになる。
起業を通して、僕はそう信じることができました。
そこで今回は、なぜコミュ障の人は会社で働くとパフォーマンスを発揮できなくなってしまうのか?
そして、コミュ障の人が備えているこれからの時代に価値が高まる才能についてシェアしていきます。
目次
なぜコミュ障は会社の仕事がつらいのか?
僕自信がそうだったように、コミュ障と感じている人にはある程度共通した特徴があります。
この特徴があるからこそ、周りの人と自分の差を感じてしまって、生きづらさを感じてしまうんですよね。
その特徴というのは、以下の3つだと考えられます。
①人付き合いが苦手
コミュ障と感じる人は、周りの人と同じように人間関係を築けないから悩んでしまいます。
では、なぜ周りと同じようにできないのか?
それは、コミュニケーション能力に自信がないからですよね。
職場や取引先、お客さんとの雑談や世間話をしようと思っても
話題がなかったり、話が続かなかったりして、距離を縮めることができない。
そもそも、雑談や世間話をすることに楽しさを感じない人がほとんどではないでしょうか?
また、人との距離の縮め方がわからないと、上司や先輩と気軽に話すこともできず
勇気を振り絞らないとホウレンソウができない。
その結果仕事に支障が出てしまい、仕事がつらくなってしまいます。
②頭の回転が悪い
会社や組織で仕事をしていると、他人から次々に仕事を頼まれてしまったり
仕事の進め方や優先順に急に変わったりすることがよくあります。
こういった、臨機応変な事態に柔軟に対応できない。
または、必死に仕事を覚えようとしても、なかなか覚えられない。
逆に、自分の仕事を誰かに相談しようとしたり、お願いしようとしても
要点をまとめて順序立てて上手く説明できない。
このようなことが続くと、「仕事ができない人間」と思われてしまっているのではないかと不安になり
仕事を続けるのが辛くなってしまいます。
③完璧主義
コミュニケーションに自信がないと、周りから見下されないように
しっかりした人間を演じようとして完璧主義になってしまいます。
例えば、「後輩の前では、頼れる先輩を演じなきゃ」
「根暗な人間だと思われないように、こちらから話を振らなきゃ」
「1度教えてもらったことを聞き直すのは、良くない。自分で考えよう」
そうやって、自分自身にプレッシャーを与えて、素直な自分を出せなくなってしまいます。
その結果、周りをすごく気にするようになり、失敗や恥をかくのが怖くなってしまう。
あるいは、人前に出た時に変に緊張してしまって、余計に喋れなくなる。
このように、完璧主義になると素直な自分でいられなくなり、
仕事をしていると人一倍疲れてしまい、辛くなってしまいます。
以上の3つの特徴があるから、組織の中では生きづらさを感じてしまうのではないでしょうか?
しかし、なぜ僕らにはこのような特徴が現れてしまうんでしょうか?
次項では、そのことについて掘り下げていきます。
遺伝で決まるの?コミュ障になりやすい人の脳の特徴
前項であげたコミュ障と感じてしまう3つの特徴は、生まれつきの気質と関係しています。
人間は、生まれながらにして「外向型」と「内向型」という
2つの気質のどちらか寄りの気質を持って生まれてきます。
どちらの気質を持って生まれるかは、遺伝によって50%決まると言われていて
3つの特徴と関係が深いのは、内向型という気質です。
なぜ、内向型はコミュ障の特徴が現れやすいのでしょうか?
それは、外向型とは異なった脳の情報処理システムを使用しているからです。
内向型の情報処理は「合理システム」と呼ばれています。
そして合理システムで行う情報処理は、コミュニケーションを苦手とします。
なぜなら、合理システムは内部刺激によってモチベーションが生まれるからです。
合理システムでは、神経伝達物質にアセチルコリンを使用します。
アセチルコリンは、副交感神経に働きかけ、リラックス状態を誘発する。
そのため、弱い刺激を心地よく感じ、強い刺激はストレスになります。
またアセチルコリンは、思考やヒラメキ、好奇心や探究心などの内部刺激によって生まれる。
つまり内向型は、自分の内側から生まれる内発的意欲に意識が向きやすく
人と話したり、笑ったり、激しいスポーツやアトラクションを体験した時に生まれる外部刺激には意識が向きにくいと言えます。
だからこそ、雑談や世間話が面白いと思えず、コミュニケーションを苦手とします。
また、合理システムは情報処理に時間がかかるため、臨機応変な対応や素早く物事を理解するのが苦手です。
なぜなら、合理システムは能動的に情報を解釈して、裏付けを得て物事を理解するからです。
合理システムの神経伝達経路は、前頭葉を中継します。
前頭葉は、思考や計画、学習や理論付けを行う領域で、理論やデータ、分析や法則などの裏付けを行う。
前頭葉で上記の処理を行うことで、ヒラメキが生まれ、初めて物事を府に落とすことができる。
さらに、内向型は恐怖や不安を学習しやすく、ネガティブになりやすい。
なぜなら、前頭葉に加え長期記憶も中継して情報処理を行うからです。
長期記憶は、過去のエピドードや感情、過ちや倫理を保存し、ネガティブな記憶ほど保存する。
これは人間に「危険から身を守る」という本能が備わっているからだと考えられています。
つまり、過去に人からバカにされたことや、嫌われてしまったこと思い返しやすいため
失敗や恥を怖がってしまい、完璧主義になったり、人前で緊張を起こしてしまうんですね。
内向型の特徴や強みについては、下の記事で詳しく解説しています。
心当たりがある人は、ぜひ1度読んでみてください。
このように、内向型はコミュ障になりやすい脳の情報処理システムを備えています。
また、内向型の割合は20~30%に対して、外向型は70~80%存在すると言われています。
そのため、内向型は右利き社会で生きる左利きのような存在なのです。
だからこそ、内向型の性格は社会で理解されずらく、コミュ障と呼ばれてしまうんですね。
次項では、なぜ内向型がこれほど生きづらくなっているのかを詳しく説明していきます。
なぜ?コミュニケーションがこれほど求められる社会になった原因

なぜ日本はこれほどまでにコミュニケーションがダントツで重視されるのでしょうか?
それには以下の3つ理由があります。
①大量消費大量生産の時代だったから
日本は戦後、高度成長期を経て、GDPで世界第2位の国になりました。
なぜなら、戦争で焼け野原になった日本では、物を作れば作るほど売れたからです。
物が売れれば企業が儲かり、社員の暮らしのどんどん豊かになっていく。
そうやって、バブルが崩壊するまでは、国民の暮らしを豊かにすることが正解であり
そのために企業はどんどん商品を作りました。
しかし、国民の生活水準が高くなり、暮らしが豊かになったことで、次第に需要は満たされていきます。
需要が満たされると、商品を作っても売れない時代になります。
そこで重要になってくるのがセールスマンと言われる営業の力です。
物が売れなくなった社会では、良好な人間関係を築き、
商品やサービスを契約させるだけのプレゼン力や人間性を持った人の価値が高まります。
②ゼネラリストが求められていたから
大量生産大量消費の時代では、会社からはゼネラリストになることを求められていました。
ゼネラリストとは、幅広い知識を持ち、チームや部署をまとめられる人のこと。
人生の大半を1つの会社や業会で働き、その会社のことを知り尽くせる人です。
このようなゼネラリストになることで、会社では出世し、一生面倒を見てくれていました。
そしてゼネラリストに必要な能力は、
多くの人と関わりながらスムーズに仕事を運べるコミュニケーション能力や
臨機応変な判断や対応ができる頭の回転や、失敗を恐れずチャレンジできる主体性や、行動力です。
そして、これらの能力を備えているのが外向型人間なんですね。
なぜなら、「経験システム」という情報処理を行っているからです。
下の記事では、外向型と内向型の判断や行動の違いについて解説しています。
気になる方は、ぜひ1度読んでみてください。
③日本は集団主義だから
大量生産大量消費社会になり、ゼネラリストが求められるようになったのは、
日本だけでなく、世界の先進国に共通することです。
しかし海外では、日本ほど社内でのコミュニケーションは重視されていません。
よく外国人が日本企業で働くと、「無駄な飲み会が多い」
「社内の人間関係に気を使いすぎている」と感じることが多いようです。
なぜ日本は海外とは違って、社内でのコミュニケーションが重要視されるのか?
それは、日本人が集団主義という国民性を持っているからです。
海外の多くは個人主義で動いています。
自分の意見を尊重する代わりに、相手の意見も尊重する。
そうやって世の中が回っています。
しかし日本は、集団主義で動いているため、集団の輪を乱さないことを重視する。
だから、飲み会や社内でのコミュニケーションは大切だとされ
これらに適応できない人は「はみ出し者」として見られてしまいます。
下の記事では、日本社会が生きづらくなってしまった原因について、より詳しく解説しています。
興味がある人は、ぜひ1度読んでみてください。
このように、日本社会とコミュニケーション能力は、
切っても切り離せないほど、密接な関係になっています。
しかし、時代の変化が激しくなっている現代においては
コミュニケーションが得意でなくても、十分に生きていける土台が出来上がりつつあります。
そして、コミュニケーションが苦手な人は、この波に乗ることで自分らしく生きれるようになっていきます。
コミュ障が生きづらさを感じず、自分らしい生き方が実現できる社会の到来
前項で述べたように、今までの時代はコミュニケーション能力が求められる時代でした。
しかし、これからの時代は、コミュニケーションが苦手な人でも生きやすいように変わっていきます。
むしろ、コミュニケーションが苦手な人が備える才能を発揮しやすい社会とも言えます。
なぜなら以下のような時代に変わっていくからです。
①ゼネラリストからスペシャリストが求められる時代
今まで会社で必要とされる人材は、幅広い知識を持ち集団をまとめられるゼネラリストと呼ばれる人でした。
しかし、今後は高い専門知識を持ったスペシャリストが求められるようになります。
なぜなら、世の中は情報化社会に変わったからです。
現在はインターネットが普及して、誰でも必要な情報を簡単に入手することが可能になりました。
また、テクノロジーが発展したことで、高度なプログラムを簡単に扱えるようになりましたよね。
その結果、浅く広い知識を持った人の価値は下がり
その人にしかない情報や、テクノロジーでカバーできない技術を持った人の価値が高まっていきます。
また、終身雇用が維持できなくなり、企業は社員を抱えることができない状態です。
そのため、社外の人間の力を借りることが、今後益々増えていきます。
そうした時代では、社内外の人間がプロジェクト単位で集められるようになる。
その結果、高い専門性を持った人が求められ、そうした人たちでチームが結成されるようになる。
つまり、ゼネラリストは会社だけでなく、社会からも必要とされなくなってしまうということです。
②在宅ワークが増えるようになる時代
今までの時代は、会社に出社して人と関わり合いながら仕事をする必要がありました。
しかし今後は、会社やオフィスに出社せずに仕事をする人の割合が増えていきます。
なぜなら、会社と同じような環境を自宅に揃えられるようになるからです。
テクノロジーが発展するに伴い、仕事に必要なデバイスの価格もどんどん下がっていきます。
その結果、会社に出社しなければ仕事ができないということがなくなる。
また、通信規格の5Gが普及すると、クラウド技術やホログラム技術が発展する。
すると、自宅にいながら会議に出席したり、物質的なものを確認できるようになる。
さらに、エネルギー問題が深刻化して、CO2削減が今以上に注目されてくると
政府は通勤や移動を少なくすることを目指し、在宅ワークを支援するようになってくる。
③会社に属する人が少なくなる
テクノロジーが発展することで、次々に新しいモノが生まれるようになりました。
そのため、流行り廃りのスピードも加速して、今では1つの事業の寿命は3~7年と言われます。
その結果、会社の寿命も短くなって、1つの会社に一生勤め上げることは難しくなる。
さらに、会社と同じような環境を自宅に揃えられ、高度なプログラムを簡単に扱えるようになったことで
個人でも会社と同じような総合力を持てるようになりました。
その他、ひと昔前なら個人がビジネスを始めるためには、
営業力を身につけ、一から資金集めや顧客の開拓、仕入れや流通網を築いていかなければなりません。
しかし現代では、AmazonやGoogle、楽天やYahooなどのプラットフォームを利用すれば
すでにお客さんが集まり、すぐにビジネスを始めることができるようになりました。
つまり、昔に比べて起業のハードルがめちゃくちゃ下がっているんですね。
その結果、会社に勤めるメリットが少なくなり、起業する人の割合は年々増えています。
起業準備者に対する起業家の割合は、 2007 年から2017年にかけて
34.7%、40.4%、43.6%と上昇している。
以上のように、今後は人と関わり合いながら仕事をすることが少なくなるばかりか
個人の力が大きくなり、1人で取り組む仕事が増えていきます。
そして、このような時代の波に乗ることで
コミュ障は自分の備えている才能を発揮して、自分らしい人生を送れるようになります。
コミュ障が起業に向いている理由と在宅でできる適職
ここまで、社会の動きや内向型のデメリットついて解説していきましたが
ここからは内向型が備えている才能や、才能の活かし方についてシェアしていきます。
なぜなら、内向型に備わっている才能を活かすことで
これからの時代に有利に生きることができるようになるからです。
これからの時代に求められる能力
大量生産大量消費の時代から、物が売れない時代に突入したことで
モノよりも情報の価値が高まっていきます。
人々は、モノを見て商品を購入するのではなく、情報によって心が動かされて商品を購入するようになったからです。
例えば、外食する時でさえも、どこのお店のどの商品を食べようと思うのではなく
まずは、食べログなどから情報を仕入れてお店やメニューを決める人が多いと思います。
このように、今後は情報によって人々の購買意識を動かせる人の価値が益々高まっていく。
つまり、知的生産労働が求められるようになってきます。
そして、内向型はこの知的生産労働が得意なんです。
なぜなら、合理システムによって情報処理を行っているからです。
先ほど述べたように、合理システムでは内部刺激によってモチベーションを得て
裏付けによって物事を理解します。
そのため、好奇心や探究心に沿って様々な情報を取得したり
その情報をもとに深く思考することで、独創的で新しい見解や
本質を見極めて新しいコンセプトを生み出すことができるからです。
以下の記事では、内向型が知的生産労働に向いている理由を詳しく解説しています。
興味がある人は、ぜひ1度読んでみてください。
では、知的生産労働に向いている内向型は、どんな仕事で才能を発揮していけばいいのでしょうか?
内向型はコンテンツビジネスで才能を発揮する
これからの時代は、情報の価値が高まり、情報によって人は動くようになります。
そこで内向型に向いているのが、コンテンツビジネスです。
放送・映画・音楽・漫画・アニメ・ゲームなどのような知的生産物について、その制作・管理・提供にかかわるビジネスのこと。コンテンツ産業。
引用:コトバンク
なぜなら、内向型にはオタク気質が備わっているからです。
先ほど述べたように、コミュニケーションを苦手とする内向型は
内的意欲によってモチベーションを得ます。
そのため、自分の興味関心を抱いたことに対しては、熱中しやすい。
1つのことに熱中することで、周りよりも優れた知識やスキルを身につけることができます。
そして、これからの時代に必要なのは専門性の高い情報やスキルです。
つまり、オタク気質を発揮して、質の高いコンテンツを作り出すことができるのが内向型の強みということ。
実はコンテンツビジネスは年々市場が拡大していて、今後も成長が見込まれています。
総務省のサイトに掲載されている情報によると、平成29年段階で日本におけるコンテンツビジネスの市場規模は11兆5081億円にも及ぶとされており、映像系ソフトが全体の5割超、テキスト系ソフトが約4割、音声系ソフトが1割弱を占めているそうです。
では、どんなことに熱中して、どんなコンテンツを生産していけばいいのか?
一口にコンテンツビジネスと言っても、その種類は多岐に渡ります。
- 文化的著作物の作成、販売(音楽、映画、漫画、アニメなど)
- 教材の販売
- テンプレートの販売
- ツールの販売
- 有料NOTE
- ブログの運営
- 有料メルマガ
- ファンクラブサイトの運営
- スマホアプリの作成、運営
- ゲームの作成、運営
引用:オクゴエ!
ここでオススメなのは、ブログの運営や有料メルマガなどの文章コンテンツです。
なぜなら、内向型は文章を書く方が得意だからです。
即興性を求められる会話と違って、文章は時間をかけて考えることができます。
そのため、深く思考するのが得意な内向型には向いているんですね。
では、どんなことを文章として書いていけばいいのか?
それは、自分の好奇心や探究心が刺激されるモノです。
内向型は、自分の好奇心や探究心を満たそうとすることで、モチベーションやエネルギーを得ることができる。
だからこそ、自分の好奇心や探究心を満たせる分野を見つけて
どんどん知識を身につけて、ブログやメルマガやNOTEで発信していく。
その結果、自分の情報に興味を持ってくれた人が集まり、その中でビジネスを行えるようになります。
この方法が、内向型が無理なく楽しんで続けられる1番の起業スタイルです。
実際僕自身、ブログを利用したコンテンツビジネスで以下のような成果を出すことができています
- ブログを3ヶ月以上継続できる人は全体の3割と言われる中、7ヶ月以上継続
- ブログで月10万円以上稼ぐのは上位3割と言われる中、7ヶ月で達成
- 平均10~20%と言われるブログからの成約率が50%以上ある


そのため、ブログを利用したコンテンツビジネスは、内向型の自分にとても適していると実感しています^^
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