「あがり症で人前で話すと緊張してしまう」
以前の僕は、そんな人間でした。
仕事でプレゼンをする時や、成果や目標を発表しなければならない時など
自分に注目が集まる場面では、いつも頭が真っ白になってしまう。
また、ひどい時には足がガクガク震えてしまうので、そんな自分がみっともなくて
人前に立つことが本当に嫌いでした。
しかし、あがり症になってしまう原因が、自分が緊張しやすい脳のメカニズムを持っていたことを知りました。
そのため、自分の脳にあったあがり症の克服方法を見つけ、今では人前に出ても緊張しなくなったんです^ ^
そこで今回は、あがり症になるメカニズムを詳しく解説して、克服するための20の質問をご紹介していきますね^ ^
目次
あがり症とは?具体的な症状と自己診断チェック
一言にあがり症と言っても、その症状は多岐に渡ります。
以下のように、精神的変化に加え身体的変化も伴うのがあがり症です。
- 焦り
- 不安
- 恐怖
- 混乱
- 頭が真っ白になる
- 何を話せばいいのかわからなくなる
- 落ち着かない、そわそわする
- 恥ずかしさ、情けなさ
- 心臓がドキドキする
- 手足や声が震える
- うまく喋れない
- 相手の目を見て話せない
- 顔が赤くなる
- 汗をたくさんかく
- 吐き気、息苦しさ、息が続かない
- めまい
- 口が渇く
- 前日よく眠れない
ではいったい自分が引き起こしている変化はどんな症状名なのか?
以下は、あがり症に含まれる症状名と詳細についてまとまっていてわかりやすいので
ご自分があがり症のうち、どんな症状が発症しているのか1度チェックしてみてくださいね^ ^
人前にできる緊張して顔が赤くなってしまう……赤面恐怖症
緊張をすると大量の汗をかき、ハンカチが必要になる…発汗恐怖症
人前で話すと声が震えて上手く発言できない…場面恐怖症
周囲の視線が気になって、震えやめまいを感じてしまう…対人恐怖症
人前で字を書こうとすると緊張して震えてしまう…書痙
引用:伝え方NAVI
いかがでしょうか?
あがり症といっても、症状によってそれぞれ別の名前がついているんですね^ ^
しかし、名前は違っていてもあがり症と一括りにされているからには原因は同じです。
事項では、あがり症を引き起こす原因について詳しく解説していきますね^_^
あがり症になる原因とは?
世の中には、「あがり症になってしまう人」と「ならない人」がいますよね^^;
この違いはどこから生まれているんでしょうか?
あがり症の根本的な原因を知ることで、解決策に迫っていきたいと思います^ ^
あがり症になる人とならない人の違いとは?

あがり症になってしまう理由は、人からの注目が集まることで緊張してしまうからですよね^^;
そして、あがり症にならない人は、人からの注目が集まっても緊張しないので、あがり症の症状がでません。
ではなぜ、人からの注目が集まると「緊張する人」「しない人」がいるのでしょうか?
それは、脳の記憶に関係してきます。
あがり症になる人は、「人から注目」は緊張を引き起こす出来事だと脳に学習してしまっています。
一方あがり症にならない人は「人から注目」は緊張を引き起こさない出来事だと脳に学習しています。
そのため、あがり症の人は人前に出ると無意識に緊張を引き起こしてしまうんですね^^;
では、なぜあがり症の人は「人から注目」を緊張を引き起こす出来事と学習してしまったのでしょうか?
あがり症のメカニズム

あがり症の人は、人から注目されることで「ノンアドレナリン」というホルモンが過剰分泌されることがわかっています。
ノンアドレナリンはストレスを感じた時に発生し、交感神経に働きかけて興奮状態を誘発します。
そして過剰分泌によって、興奮状態を通り越しパニックを引き起こしてしまうんですね^^;
あがり症の人は、過去に人から注目されたことでパニックを引き起こした経験があり
その出来事を記憶しているため、緊張してしまいます。
では、なぜノンアドレナリンが過剰に分泌されパニックになってしまったのでしょうか?
それは、遺伝子の違いによって説明することができます。
あがり症になりやすい人の性格
あがり症になりやすい人は内向型という気質を持っている可能性が高いです。
内向型とは、心理学者のカール・ユングが唱えた先天的パーソナリティーです。
ユングによると、人間は内向型か外向型のどちらか寄りの気質を持って生まれるくるとされている。

そして、内向型は刺激に敏感という体質を持ち、強い刺激をストレスに感じます。
強い刺激とは、人から注目されることや、激しいスポーツやアトラクションなどの外部刺激によって生まれる刺激です。

なぜ内向型は刺激に敏感な体質を持っているのか?
なぜなら、刺激の感受性に影響を与えるDRD4遺伝子が短いからです。
DRD4遺伝子が短いと、感じ取れる刺激の量が少なく、強い刺激は許容量を超えてしまう。

一方あがり症にならない人は、外向型と呼ばれDRD4遺伝子が長いため、刺激の許容量が大きい。

このように、内向型はDRD4遺伝子の短いから刺激に敏感で外部刺激をストレスに感じます。
だからこそ、人から注目されるとノンアドレナリンが過剰分泌してしまうんですね^^;
さらに内向型は長期記憶に頼った情報処理を行っています。
長期記憶は、過去のエピソードや感情、過ちや倫理を保存し、ネガティブな情報ほど学習しやすい。
なぜなら、人間には危険から身を守るという本能が備わっているからです。
そのため、過去に人から注目されてパニックになってしまったことが無意識に思い出され緊張を引き起こしてしまうんですね^^;
また、過去のネガティブな記憶が強ければ強いほど、人前に出ることに恐怖を感じ
対人恐怖症に発展している可能性も考えられます。
以下の記事では、内向型の特徴や強みの活かし方について徹底的に解説していますので
今まで、あがり症が治らないと悩んでいた人は、ぜひ1度読んでみてください^ ^
では、僕ら内向型人間は先天的な気質を超えてあがり症を克服することができるのでしょうか?
あがり症を治すには?
今まで述べてきたように、あがり症は緊張によって引き起こされ
緊張を引き起こしているのは先天的な気質が原因でした。
では内向型という気質を持った人は、どのようにしてあがり症を克服していけばいいのか?
その答えは、コア・パーソナルプロジェクトを見つけることです。
コア・パーソナルプロジェクトとは、仕事や人生の目的のこと。
内向型は、コアパーソナル・プロジェクトを見つけ、それに従事していることを実感することで
外向的な振る舞いができると様々な研究により判明しています。
内向型の人は、自分が重要視する仕事や、愛情を感じている人々、高く評価している事物のためならば、外向型のようにふるまえる
これは、自由特性理論という心理学に基づいた考え方です。
自由特性理論とは、人間には固定された性格特性と自由に変化できる性格特性の両面が備わっているという概念。
提唱者は、ブライアン・リトルという教授で、教授は以下のように述べている。
自由特性理論によれば、私たちは特定の性格特性を持って生まれるが──たとえば内向性だ──自分にとって非常に重要な事柄、すなわち「コア・パーソナル・プロジェクト」に従事するとき、その特性の枠を超えてふるまえる
外部刺激をストレスに感じる内向型は、内部刺激によってモチベーションを得ています。
内部刺激とは、思考やひらめき、好奇心や探究心から生まれる内発的刺激のこと。
そのため、自分なりの仕事や人生の目的を見つけると
目的を果たすために「今この場がある」という内発的な動機づけを行うことができる。
内発的な動機づけは、好奇心や探究心を満たす要素となり、モチベーションを生みます。
その結果、主体的に人前に立つことができ、ストレスを感じることがなくなるわけですね^ ^
では、どうしたらコア・パーソナルプロジェクトを見つけることができるのか?
以下の記事では、コア・パーソナルプロジェクトを見つけるための20の質問を用意しています。
主体的な人生を送り、あがり症を克服したいと思っていただけたなら、ぜひ時間をとって試してみてくださいね^ ^
内向型起業家のMu(☞プロフィール)です^ ^